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定例探鳥会でなんと45種の野鳥を確認 こども探鳥会のご案内

火曜日, 5月 9th, 2023

4月の定例探鳥会は、22日(土)午前5時から8時に行われました。

天気は晴れ、気温は4℃ととても寒かったです。陽が昇るとようやく暖かい気持ちの良い朝となり、絶好の探鳥会日和でした。

参加者大人17名、小人4名

定例探鳥会は「森の学校」キョロロ周辺の里山で行われている月一回の探鳥会です。人家や田んぼ、森や林が入り交ざった里山での、わずか3時間の探鳥会で45種の野鳥を確認できました。さすが野鳥の宝庫である松之山を一層印象付ける探鳥会となりました。

確認種 45種

オシドリ、マガモ、カルガモ、コガモ、キジバト、アオサギ、オオダイサギ、ハイタカ、オオタカ、サシバ、フクロウ、カワセミ、コゲラ、オオアカゲラ、アオゲラ、サンショウクイ、カケス、ハシボソガラス、ハシブトガラス、ヤマガラ、ヒガラ、シジュウカラ、ツバメ、ヒヨドリ、ウグイス、ヤブサメ、エナガ、メジロ、ゴジュウカラ、カワガラス、クロツグミ、アカハラ、コサメビタキ、キビタキ、オオルリ、ニュウナイスズメ、スズメ、キセキレイ、セグロセキレイ、アトリ、カワラヒワ、イカル、ホオジロ、カシラダカ、ノジコ

好天に恵まれ、集合時から多くの鳥の声のシャワーに見舞われました。

探鳥会開始直後、クロツグミの澄んだ美しい声が遠くから響いていました。キョロロの森を少し進んだところでなんとクロツグミが地面を移動している姿に出くわしました。昆虫やミミズなどの小動物を獲っていたのです。

クロツグミは日本の夏鳥で、最も魅力的な声でさえずる鳥です。寿命は3年程で、3年まで生きることのできない個体が多く、現在では数少ない夏鳥として大阪府のレッドデータブックでは絶滅危惧種のⅡ類にもなっています。

その他の夏鳥として、サシバ、ツバメ、ヤブサメ、サンショウクイ、ノジコ、コサメビタキ、ノジコ、キビタキ、オオルリ、ニュウナイスズメなどが確認でき、美しいさえずりが響き渡る感動の探鳥会でした。

マガモ、コガモ、カシラダカ、アトリなどの冬鳥も残っていて、カシラダカのヒバリに似たさえずりが森に響き渡っていました。

この探鳥会で撮影された野鳥のいくつかをご紹介します。

初めに夏鳥を紹介します。

地面でミミズや虫を捕るクロツグミ 森撮影

サンショウクイ 加藤撮影

枝先でさえずるコサメビタキ 村山撮影

ニュウナイスズメ 加藤撮影

サシバ 加藤撮影

次に、まだ残っている冬鳥

マガモ 樋口撮影

コガモ 加藤撮影

次に一年中見られる留鳥です。

近くで20以上の巣を集団で営巣しているアオサギ 樋口撮影

オシドリ 村山撮影

日本の固有種 アオゲラ 樋口撮影

松之山は初記録のアカハラ この地域では留鳥か漂鳥に入ります
加藤撮影

ダイサギの亜種オオダイサギと思われます。 森撮影

カワセミ 森撮影

残雪の上を歩く探鳥会 村山撮影

 

三桶の棚田付近での観察の様子 樋口撮影

 

松之山こども野鳥の会主催のこども探鳥会のご案内

【日時】令和5年5月13日(土) 午前8時から9時30分まで

【集合】まつのやま学園駐車場 雨天の場合はまつのやま学園のピロティ

【探鳥コース】まつのやま学園周辺

【その他】探鳥後、鳥合わせをして解散します。

どなたでもその日の探鳥会に参加できます。

小学3年生以下は保護者同伴でお願いします。

参加をご希望される方は「森の学校」キョロロにお申し込みください。

電話025‐595-8311

松之山野鳥愛護会 村山暁 090-8723-9851

 

最近撮影された野鳥写真

渓流の貴婦人と呼ばれるキセキレイ 村山撮影

ツバキの蜜を吸いに来るヒヨドリ 村山撮影

キバシリ 森撮影

サシバ 森撮影