【市民協働調査】川虫しらべ【小坪野沢】

先週の7月22日に「川虫しらべ」を開催しました。また越道川で調査をする予定でいましたが、開催時間になった途端に土砂降りの雨になってしまいました。しばらくして雨は弱くなりましたが、増水の可能性も予見されたので、比較的危険の少ない小坪野沢で実施することになりました。

雨は降り続き、時々強くなったり弱くなったりと、コンディションとしてはなかなか大変な調査でした。しかしながら、参加された皆さんのご活躍もあり、多くの種(31種類)を確認することができました。写真のような大きいゲンジボタルの幼虫も採れました。成虫のシーズンは終わっているので、おそらく来年まで水の中で暮らすのでしょう。


▲ゲンジボタル(幼虫)

暑い日が続き、川で涼みたくなる今日この頃ですが、河川での活動は危険を伴う場合もあります。その地点では雨が降っていなくても、上流で雨が降ると、急に増水することがあります。十分に周囲の状況や、雨雲の動きに注意して、安全に活動することを心がけましょう。

【確認された生物(順不同)】モンカゲロウ、ニホンカワトンボ、オニヤンマ、ミルンヤンマ、コサナエ、フサオナシカワゲラ属の一種、オナシカワゲラ属の一種、アメンボ、シマアメンボ、ヘビトンボ、センブリ属の一種、シロズシマトビケラ、ウルマーシマトビケラ、ツメナガナガレトビケラ、マルバネトビケラ、オオカクツツトビケラ、カクツツトビケラ属の一種、ゲンジボタル、クシヒゲマルヒラタドロムシ、ヒゲナガガガンボ属(Hexatoma属)の一種、ガガンボ属(Tipula属)の一種、ハマダラナガレアブ、ユスリカ科の属未同定種、ミズムシ(等脚目)、サワガニ、カワニナ、ナミウズムシ、アブラハヤ、ドジョウ、ツチガエル、ニホンアカガエル

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