新潟県野鳥保護の集い、及び探鳥会が野鳥の宝庫松之山で開催される。

平成30年(2018)6月16日 新潟県野鳥愛護会総会、新潟県野鳥保護の集いが松之山小谷三省ハウスで開催

新潟県愛鳥センター紫雲寺さえずりの里と、新潟県野鳥愛護会共催による新潟県野鳥保護の集いが、松之山で開催されました。

16日の新潟県野鳥愛護会総会に先立ち新潟県野鳥愛護会長表彰が行われました。

総会では、渡辺央新潟県野鳥愛護会会長の挨拶に続き、新潟県県民生活・環境部長代理の課長と関口芳史十日町市長による来賓挨拶があり、続いて、議案が提案どおり審議承認されました。

左から 関口芳史十日町市長、県民生活・環境部課長、渡辺央新潟県野鳥愛護会会長

総会終了後、野鳥保護の集いに移り、新潟県愛鳥センター紫雲寺さえずりの里阿部久司所長の挨拶に続き、松之山野鳥愛護会村山暁から「豪雪地松之山の自然と野鳥」、同村山祐一氏から「巣箱架設による絶滅危惧種ブッポウソウの保護活動11年の実績から分かること」と題して講演がありました。

珍鳥ヤツガシラ 3月5日から10日間ほど松之山に滞在しました。

11年間の巣箱の実績から分かること

 

続いて、メインの講演であります「2種類の小型記録装置を用いたブッポウソウの渡り追跡」~7年間の成果と課題~と題して、公益財団法人山階鳥類研究所保全研究室の仲村昇氏からのご講演を聞きました。

夕食会の様子

探鳥会開催

翌17日午前4時30分から、「森の学校」キョロロ周辺2コース3班編成で探鳥会を実施いたしました。その結果、ブッポウソウをはじめとして、アカショウビンやサンコウチョウなど46種類もの野鳥を記録しました。

アカゲラ

コサメビタキ

コサメビタキ幼鳥

里山に多いサシバ

餌を咥えて飛ぶサシバ

松之山では個体数が多いサンショウクイ

最後に、ブッポウソウの巣箱繁殖地を全員で見学し、巣箱周辺を旋回したり巣箱に出入りしたりするブッポウソウを観察しました。

巣箱を覗くブッポウソウ

電柱のてっぺんに止まるオス(発信器が付いていない)

探鳥会の様子

ブッポウソウを観察する参加者

キョロロ駐車場で記念撮影

探鳥会の途中で,アナグマとハクビシンが観察されました。

土の中のいきものを探すアナグマ

すばらしい天候に恵まれ、早朝の野鳥のさえずりのシャワーを堪能した探鳥会でした。

確認できた鳥 46種(3コース合わせて)

オシドリ、カルガモ、キジバト、アオバト、アオサギ、ホトトギス、ツツドリ、カッコウ、ハチクマ、トビ、ツミ、サシバ、フクロウ、アカショウビン、カワセミ、ブッポウソウ、コゲラ、アカゲラ、アオゲラ、サンショウクイ、サンコウチョウ、カケス、ハシボソガラス、ハシブトガラス、ヤマガラ、ヒガラ、シジュウカラ、ツバメ、ヒヨドリ、ウグイス、ヤブサメ、エナガ、メジロ、オオヨシキリ、ゴジュウカラ、クロツグミ、コサメビタキ、キビタキ、オオルリ、ニュウナイスズメ、スズメ、キセキレイ、カワラヒワ、イカル、ホオジロ、ノジコ 

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撮影日:2018年6月16日

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