十二講とからこ作り
木曜日, 2月 12th, 2009昨日は11日祝日ということで、松之山の伝統行事「十二講」がイベントとして行われました。
十二講とは、きこりが山の神様にお祈りする行事だということです。若木迎えも山の神様に新年のご挨拶をする行事でしたが、こうした行事があるたびに、この地域のひとびとはとても自然を敬い、大事にしてきたのだと痛感します。
さて、十二講にかかせないのが「からこ」。
さっそくからこ作りが始まります。
一生懸命お米をすり鉢ですって粉にする参加者のみなさんと、地元の先生。
さらさらの粉にするのはけっこう大変です。
水を入れてこね、ひとくち大の団子にします。
食べる分は、丸めてつぶして、平たくしてからゆでます。
こちらは、神様へのお供え用。
からこを十二個、わらづとの中に入れます。こちらはまん丸なまま使うようです。いくつ入れるかは、集落ごとに違いがあるようです。
ゆでた「からこ」は、しょうゆの実をつけていただきます。
左が「しょうゆの実」。地元名産の調味料で、大豆を炒って皮をむき、ゆでてから麹・焼酎などを混ぜて半年~1年ねかせたものです。味噌に似ていますが、もっと汁気があり、香ばしい風味が強いです。
食べ方は、ゆで汁にからこを浮かべ、しょうゆの実を溶かして食べるのが主流。
おいしかったです!
それにしても、お米すりで腕が痛いです・・・。