群馬図屏風

松之山小学校で飾ってあった屏風が
なんと桃山時代を代表する画家の雲谷等顔の作品であることがわかり、
十日町市の文化財に新たに指定されて重要文化財級だということです。

そんなすごい「だいじんがぁ」をこの目で見て来なくては…
ということで、お昼休みに見に行って来ました!


2枚セットになっていて、右に8頭、左に7頭の馬が描かれていました。
「何で馬?」と思いましたが、説明文によると
戦国時代の武将たちにとって大切な戦闘道具で、
武家飾りの調度品として珍重されていたのではないかということです。

この屏風、じっくり見ると背景などに描かれている植物たちが気になってきます。

岩の上から生えているこの針葉樹は、アカマツの気がします。

よく見ると垂れ下がるように岩壁にイネ科かスゲ類のような草本も生えています。

近景の右側の針葉樹は、樹形などからゴヨウマツ?

左側は葉っぱの形からカエデ類ですかね…
でも、ゴヨウマツと一緒であれば、ツツジ類の可能性もあるのかなと思います。

最後は、樹形からスギにしか私は見えませんでした…

是非本物を見てみて、皆さんも考えてみて下さいね。
そう考えながら見ていると、桃山時代にワープした気分になってきますよ。

展覧会は5月15日までです。
その後は、松之山小学校で保管し、公開はしないそうですので、お見逃しのないように。

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撮影日:2011年5月13日

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