Archive for the '②里山だより' Category

12月の定例探鳥会の報告と1月の定例探鳥会のご案内

水曜日, 1月 21st, 2026

12月の定例探鳥会の報告

12月の定例探鳥会を12月27日(土)8:30~11:30に開催しました。

探鳥会開始時は気温は-2℃と寒く雪が降り続き、鳥の姿や声は確認できませんでした。しかし、探鳥会開始直後から雲間にお日様が現れ、徐々に青空が広がってきました。すると、鳥たちが動き始め、木の枝先に冬鳥のツグミが飛来し、アオバトの群れが頭上を飛びました。シジュウカラとエナガの群れにメジロやジョウビタキのメスが混じっていました。川岸の茂みにカワセミが飛来したり、川筋にヤマセミが飛び下っていく姿を見つけたりすることができました。

アオゲラが杉の梢に止まってじっとしている姿を何回も目撃しました。尾羽を濡らしたモズのメスが杭の先にじっと止まっている姿は印象的でした。

【確認種数19種】

キジバト、アオバト、コゲラ、アカゲラ、アオゲラ、ヤマセミ、カワセミ、カケス、ハシボソガラス、ハシブトガラス、ヤマガラ、シジュウカラ、エナガ、ヒヨドリ、メジロ、モズ、ジョウビタキ、ツグミ、セグロセキレイ

【参加者数】大人7人

当日の様子


ヤマセミ


エナガ


アオゲラ


アカゲラ


カワセミ


モズ


探鳥会開始時の顔合わせ


探鳥会の様子

1月の定例探鳥会のご案内

松之山野鳥愛護会と「森の学校」キョロロが協働で開催する、松之山地域の野鳥相を調査する定例探鳥会を今年度も毎月第4土曜日に開催しています。先月から実施時間が午前中に変更になっています。ご注意ください。
大寒に入り、気温の低い日が続いています。探鳥会当時も大変寒いと思います。防寒対策をしっかりして参加してください。

1月21日朝の降雪は34㎝、積雪深は138㎝です。

【日 時】令和8年1月24日(土)午前8時30分から11時30分
【集合地】「森の学校」キョロロ駐車場
【日 程】8:30探鳥会開始
11:10鳥合わせ・情報交換
11:30 終了予定

最近撮影された野鳥


アオゲラ


アカゲラ 順三撮影


アトリ


オシドリ


キンクロハジロ


ツグミ


ツグミ


エノキの残り実を食べるツグミ


庭の木に飛来したノスリ


マガモの群れ

【映像】雪の上を歩く・跳ねる虫!?|雪虫② クロユキノミ

月曜日, 1月 12th, 2026

【雪虫② クロユキノミ】
雪の上に現れる小さな虫たちを「雪虫」と呼びます。

冬、雪の上に虫なんていないと思われるかもしれません。
しかし、よく目を凝らすと、雪の上で生きている多様な雪虫を観察することができます。
この動画では、キョロロ周辺の冬の里山で出会える雪虫を、実際の映像で紹介します。

今回紹介する雪虫は、トビムシの仲間で黒い体が特徴のクロユキノミ(Desoria yukinomi)。
白い雪の上では、その姿がひときわ目立ちます。
雪のない季節、トビムシの仲間は土の中や落ち葉の下で暮らす生き物。
クロユキノミは細長い体を活かして雪の表面を器用に歩き、腹部後端にあるバネ状の器官(跳躍器)を使って飛び跳ねながら、雪原の中で生きる小さな住人です。
映像では、雪に付着する藻類・有機物を摂食する様子もご紹介しています。
同じ「雪虫」でも、種類によって姿や動きがまったく異なることがわかります。
コシジマルトビムシの映像との違いもぜひ観察してみてください。
▼クロユキノミ

▼コシジマルトビムシ(前回ご紹介)

雪虫は、江戸時代に書かれた鈴木牧之の『北越雪譜』の中にも、「雪蛆(せつじょ)」として登場します。
冬は生きものが少ないと思われがちですが、雪の上にも確かに小さな命の営みがあります。
雪国の冬は静かですが、冬の里山は何もいない季節ではありません。
雪の上に広がる、小さな生き物たちの世界をのぞいてみてください。

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和名:クロユキノミ
学名:Desoria yukinomi
撮影地:新潟県十日町市松之山

#雪虫 #クロユキノミ #生物多様性 #キョロロ #里山

【雪里の小正月の伝統行事】若木迎え・どんど焼き・花餅飾り2026

日曜日, 1月 11th, 2026

小正月の伝統行事イベント「若木迎え・どんど焼き・花餅かざり」を1/11(日)に開催しました。
新年の恵みを祈り、家内安全・無病息災を祈る、雪里松之山の小正月の伝統行事です。
キョロロでは自然のめぐみを展示やイベント、研究活動等様々な博物館活動に活用しています。自然のめぐみに感謝する小正月の伝統行事を、毎年参加者と地域の皆さんと共に継承し開催しています。
予報では大雪・吹雪の天気予報でしたが、イベント中は晴れ間が広がり太陽も顔をのぞかせてくれました!

まずは「若木迎え」をキョロロの森で行いました。みなさんスノーシューを装着して、森に向かってさぁ出発です!
積雪150cmほどの雪景色の中を歩き、森へ向かいます!


若木迎えは約50年ほど前まで松之山の各集落で行われてきましたが、薪を燃料として使わなくなった現在では行われなくなり、地域内で一度途絶えた伝統行事です。
今では市史や文献などでしか垣間見ることができないこの伝統行事ですが、キョロロでは体験イベントとして復活・開催し、住民と参加者との交流を通して継承しています。
今年の恵方(南南東やや東)に向かって祭壇を作り、旧年の感謝と新年の恵みを祈念しました。

その後、周辺の若木、枝を伐りました。積雪150cmほどの雪の上に顔を出したリョウブ、ウワミズザクラなどの木々を伐ることができました。
若木迎えは「木伐り正月」とも呼ばれ、1/11~14の間に行われることが多かったそうです。

伐った枝をもって、森を後にします。


若木迎えで伐ってきた枝を囲炉裏で燃やして煙を浴びると若返る、体が丈夫になるという言い習わしがあります。
イベントでは伐ってきた木を、藁でつくった賽の神に刺し入れ、いっしょに燃やします。
年男・年女の方、厄年の方を中心に点火していただき、豪快に燃え上がるサイノカミです。

今年も豪快に炎に包まれ、藁もきれいに燃え落ちました。材料はキョロロの田んぼの藁です。
けむりと共に舞い上がった黒い藁の燃えカスが、雪の上に刺さると不作、横に落ちると豊作という言い習わしがあります。
今日の燃えカスは全て横向きに落ちてきましたので、今年は豊作間違いなしですね!
今年もスルメやニシンを焼いていただき味わいました。


その後館内に移動し、花餅かざりを作りました。
今年も5色の花餅を用意しました。雪に覆われ花のないこの時期に行われてきた小正月の伝統行事です。

まずは参加者全員でミズキ(ダンゴの木)の枝先に花餅や飾りの煎餅を飾り、展示用の花餅飾りを作りました。
枝いっぱいについた花餅。館内はまるで花が咲いたような晴れやかな雰囲気になりました!



その後、お持ち帰り用の花餅飾りをご家族ごとに作りました。
みなさん各々素敵な花餅飾りが完成しました!枝先に色とりどりの花が咲いたようですね!


今年も地域内外のたくさんの皆様からご参加いただきました。
事前準備には友の会の皆さまからご協力いただきました。大変ありがとうございました。
今年も無事に小正月の伝統行事体験イベントを開催することができました。
良い年になりますよう、雪里松之山からお祈り申し上げます。