Archive for 6月, 2009

ホタルの乱舞

火曜日, 6月 30th, 2009

昨日はホタルが乱舞する場所に案内してもらいました。三脚を持ってきなさい、とのことだったので、ついに三脚デビューです(でも三脚は借り物)。

7時過ぎに到着したら、明るいうちに急いでカメラの設置場所と構図を決め、感度などカメラの設定を全部やってもらいます。私は横でボーっと手際のよさに見とれてるだけです。この辺にホタルが出るから、ということで、撮影する場所はここにしました。

気の早いホタルはもう飛んでいます。

暗くなってきました。シャッターを4分くらい開けっ放しにして撮影します(構図は上の写真と同じ)。おーっ、ホタルが映ってるではないですか!草むらの近くにたくさん飛んでいます。

もう少しするとホタルは川の方まで下りてきました。

シャッターを長く開けていると、肉眼では気付かないのに、木の間からもれてくる光など予想外のものを写真が拾うのにビックリします(左上の明るい部分)。

それにしても、ホタル撮影がこんなに大変だとは思いませんでした。最初は、ホタルが飛んでる時間にポイントへ行って、適当に三脚を立てて、エイっと長くシャッターを開けてればいいと思っていたのですが、場所取りや構図、ピントなど、諸作業は全て明るいうちでないとできないんですね。ホタルがどこを飛ぶかは前もって予備調査をしていないと分からないし、ホタル撮影は一日にしてならず、と言われたのがよく理解できました。良い勉強にもなったし、とてもよい撮影会でした。ありがとうございました。

ブナ林の妖精

土曜日, 6月 27th, 2009

今日は某所までチョウの調査に行ってきました。主な狙いはこの時期にしか出現しないゼフィルスの仲間ですが、時期にも天候にも恵まれ、色々なチョウを観察することができました。

まずはアカシジミ。コナラやミズナラ、クヌギなど、色々なナラ類を食べています。

次はジョウザンミドリシジミ(ぼけていますが・・・)。主な食樹はミズナラで、やや標高の高いところに生息しています。

そして最後はフジミドリシジミ。チョウを好きな人にとっては憧れのチョウかもしれません。ブナかイヌブナだけを食べるブナ林のチョウで、ブナ林に恵まれた松之山を代表するチョウだと思います。この可憐なチョウに会えてとてもハッピーでした。

毛虫三兄弟次男羽化

土曜日, 6月 27th, 2009

5月から飼育していたヒョウモンの幼虫3匹ですが、ついに次男(真ん中のオレンジっぽい幼虫)が羽化しました。

オオウラギンスジヒョウモンでした。

ちなみに長男は左の毛虫でミドリヒョウモン、右のは幼虫で死んでしまいましたが、ウラギンヒョウモンの幼虫でした。
これら3種は5月10日の時には幼虫の大きさがほぼ同じでしたが、食欲旺盛なミドリヒョウモンの幼虫はみるみると成長して6月上旬に成虫になりました。一方、オオウラギンスジヒョウモンはしばらく食欲が落ちましたが、再びよく食べるようになって、6月22日に羽化しました。よく似たヒョウモン類ですが、羽化するタイミングは種によって少しずつ違います。松之山では、クモガタヒョウモン、ウラギンヒョウモン、ミドリヒョウモンとメスグロヒョウモン、オオウラギンスジヒョウモンの順に出現するようです。あと1種、ウラギンスジヒョウモンも生息しているのですが、極めて稀なため、どのタイミングで出ているのかよく分かりません。

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撮影日:2009年6月22日