Archive for 12月, 2012

こんなところにハチの巣が!

土曜日, 12月 22nd, 2012

キョロロで生体展示している魚を提供していただいている津南の宮澤さんから
変わったものを見せてもらいました。ただの鳥の巣箱のように見えますが・・・

中を見ると、なんとハチが巣を作っています!
キイロスズメバチでしょうか?

巣箱が小さかったため途中で巣を放棄してしまったようです。
スズメバチが巣をかけたのでは、鳥はあぶなくて巣作りできませんね。
今年はスズメバチがとても多く、キョロロでも困っていましたが、
野生の鳥も宿を取られて困っていたかもしれません。
ハチの生命力の強さを痛感しました。

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撮影日:2012年12月22日

スノーシュー案内研修(里山のめぐみ案内人の会)

水曜日, 12月 19th, 2012

里山のめぐみ案内人のみなさんのスノーシュー研修に同行させていただき、1mほどの積雪のある美人林周辺にて冬の森を案内する際の勉強会を行いました。
私も今シーズン初めてのスノーシューをはいての散策となりました。

冬の森、寒いだけじゃないの?と思われるかもしれませんが、実は発見がいっぱい!

枯れたコナラの木にびっしりとついていたナメコです。
もう少し雪が積もれば手が届くかも。。。でもその頃には食べ頃が過ぎて。。。なんて考えながら雪の上を歩くのも楽しいですね。


カエデの仲間の枯れ木に生えていた肉厚のヒラタケです。ちょうど食べごろ!
第一発見者の伊藤研究員のお腹に消えました。


たわわに実った柿の実です。

その下に視線を向けると。。。

動物たちが歩きまわった痕が。
餌の少ない冬は、えさ探しに動物たちも必死のようです。

研修では足跡を見てどんな動物か、何をしようとしているのか、など考えながら観察しました。

雪の上を動物たちが歩くとどのように足跡が付くのか、前足は後ろ足に重なるのか、など実演して確かめている館長です。
決して体調が悪いわけではありません。

他にも、雪虫もたくさん見られたり、樹木の冬芽を観察したり、ナメクジが地衣類を齧った痕などなど、あっという間に時間が過ぎて行きました。冬の美人林の凛とした雰囲気も良かったです。
冬の森も楽しいですよ!

近いところでは12/23(日)に13:00よりイベント里山探検が開催されます。
冬の森でいろんな発見をしましょう!ご参加お待ちしております。

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撮影日:2012年12月17日

あんぼ作り

日曜日, 12月 16th, 2012

冬の恒例イベントになったあんぼ作りを、松之山のあんぼ作りの達人のお母さんを講師に本日開催しました。
多くの参加者の方々にご参加いただき、囲炉裏の温かさのもあって熱気たぎる地炉端でした。

あいさつ、自己紹介の後、早速あんぼ作りスタートです。
あんぼ鉢に米粉とゆるめに炊いた熱々のご飯を入れ、こねていきます。


なかなか力のいる作業です。がんばれ~!
先生のOKがでる生地のやわらかさになるまで、ひたすらコネコネコネコネ。


その後、用意された具を包みます。
今回は大根菜、あんこ、ヤチアザミ、漬菜に加え、柿を生地に練り込んだ5種類のあんぼを作りました。
生地を均等の厚さにして具を包むのが結構難しいのですが、みなさんとてもお上手でした。


完成したあんぼを茹で、囲炉裏で表面に焦げ目がつくくらいにカリカリに焼きます。
上の写真では、ヨモギ生地のあんこと、柿あんぼを焼いています。

実は昨年、予定外だった柿を練り込んで作った柿あんぼが地炉端で好評だったので、
今年は事前に渋柿(柿あんぼには渋柿を使っていた)を煮て準備しておきました。
しかし、煮た渋柿が、甘さはもちろんあるものの、渋さもしっかり残っていて、本当にこれで甘い柿あんぼができるのだろうか?と心配していました。
ところが柿あんぼを作ってみると、しっかり渋さが抜けていてとても甘い!不思議ですね~


参加者の皆さんからは、家で作るより大勢で作って楽しかった、また来るのが楽しみですという声が聞かれ、ワイワイと賑やかな雰囲気の中とても充実したあんぼ作りとなりました。

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撮影日:2012年12月16日