Archive for 5月, 2015

飯山高校フィールドワーク

土曜日, 5月 30th, 2015

昨日は、長野県の飯山市にある飯山高校探究科の1年生の皆さんがキョロロを訪れ、「科学の方法」を学ぶことを大きな目的として、雪国の里山を舞台としたフィールドワーク(野外調査)を体験しました。

 
飯山高校は長野県でも有数の歴史と伝統を持つ高校で、特に探究科は科学的思考や国際性を育むことを重視した学科です。
 
午前中は、3つのグループ(野鳥班、ブナ林班、土壌動物班)、計10班分かれて、キョロロの研究員や新潟大学教育学部の学生などのサポートのもと、キョロロ周辺の里山で野外調査を行いました。
 
野鳥班はキョロロの森の園路を一定の時間をかけて歩きながら、環境毎に確認された野鳥の種類や個体数を記録し、その生息密度を推定しました。

 
ブナ林班は、観光利用されているブナ林「美人林」の中で、人が多く訪れる地点とほとんど訪れない地点の間で、林床に生育する植物の種類や土壌の硬さ、透水性、一定面積内の落ち葉の重さなどを比較しました。
 
土壌動物班は同じく人の出入りの頻度が異なる美人林の2地点において、一定時間、土壌中に生息する小さな生き物たちを吸虫管にて採集しました。採集した土壌動物を室内に持ち帰り、ルーペなどを使ってその種類や個体数を調べ、地点間で比較しました。
 

 
午後は、午前中の野外調査で得られたデータから明らかとなったことを班ごとにまとめ、発表し合いました。
 
およそ1時間という限られた時間の中で、高校生たちは活発に議論を交わしながら発表準備を行い、得られた結果をグラフや表にしたり、撮影した写真をプロジェクターで投影して見せたり、録音した野鳥の鳴き声を再生したりと様々な工夫を凝らした発表をしてくれました。

 
高校生になったばかりとは思えない堂々とした発表ぶりにとても驚かされました。
今回の体験が、自然を科学的に捉え、考えることの大切さや面白さを理解するきっかけとなれば嬉しく思います。

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撮影日:2015年5月29日

今年も「ブナの森のようちえん」を開催します。

木曜日, 5月 28th, 2015

森の中で、こどもと過ごそう!
 
未就学児と保護者の方を対象としたイベント「ブナの森のようちえん」を今年度も開催いたします。

幼児期に五感を使ってのびのびと自然とふれあうことは、子どもたちの心と体の発育にとても大切だと言われています。このような幼児期における自然体験として、「ブナの森のようちえん」は、子どもと保護者がブナ林の中で五感を使った遊びや自然の知識を体験し、楽しい!面白い!不思議!という感性を家族で共有し育むことを目指します。

【日程】2015年6月6日(土)、8月1日(土)、11月7日(土)、2016年2月6日(土)
【時間】10:00~12:00
【対象】未就学児とその保護者(館内おむつかえスペースあり)
【定員】10組のご家族(1ヶ月前から予約可)
【費用】無料  【会場】美人林またはキョロロの森(集合場所:キョロロ)
【その他】
・イベント終了後にアンケートへの記入をお願いいたします。
・野外で活動できる服装でお越しください(長ズボン、帽子、水筒など)。
・雨でも楽しいプログラムを用意しています(雨天時は雨具等ご用意ください。強い雨の場合は屋内中心となります。)。

また、イベントの企画・運営にご協力いただけるボランティアの方も募集しております。気軽にご相談ください。

今年度も多くの皆さまのご参加をお待ちしております!



第59回松之山探鳥会のご案内

火曜日, 5月 26th, 2015

第59回松之山探鳥会と前夜に開催される野鳥集会をご案内します。
皆様のご参加をお待ちしています。

【野鳥集会】
日時:5月30日(土) 午後7時~(開場は6時45分) 9時解散。
会場:松之山温泉センター鷹の湯2階
内容:講演 「野鳥の生活」 講師:中村雅彦氏(上越教育大学教授)
    発表 松之山野鳥愛護会会員による活動報告など

【第59回松之山大探鳥会】
日時:5月31日(日) 午前4時30分~
集合:越後松之山 「森の学校」キョロロ駐車場 (十日町市松之山松口)
内容:開会式の後、3コースに分かれて散策。7時に戻って、コース毎の鳥合わせに続いて、全体の鳥合わせ。7時30分終了の予定です。

先着優先で、軽食や探鳥のしおりなどプレゼントもあります。


事前の参加申し込みは必要ありませんが、時間までにキョロロ駐車場にお集まりください。

野鳥集会に参加される方は、松之山温泉駐車場をご利用ください。