満月のブナ林探検2021
日曜日, 2月 28th, 20212月27日(土)に満月のブナ林探検を開催しました。(2月28日からの変更)
雲一つない星空の中、開始時間の19:00にちょうど駐車場脇のスギのてっぺんあたりに登ってきたまん丸の満月。
放射冷却でキンキンに冷えた空気を感じながら、スノーシューを装着して美人林に向かい歩き始めました。
だんだんと目が慣れてくると、森の明るさ、影の長さや濃さを感じます。
月の高さがそんなに高くないため、雪面に伸びる長い月影を踏みしめながら進みます。
美人林に到着です。ブナのシルエットが非常にはっきりと明るい夜空に広がります。
美人林の名の由来にもなっている通直なブナの幹や狭い枝ぶりを観察しました。
美人林のブナの幹はまっすぐで枝ぶりも広がらないので影もまっすぐです。
雪面にバーコードのように月影が伸びます。
月に照らされた幹を見てみると、白い斑点状の地衣類がぼんやりと浮かび上がります。
ブナの特徴的な幹の模様は地衣類という生き物が作り出していることなど、ブナの森の生き物についても観察しました。
昨日は満月、晴天、月の高度など様々な条件が重なり、好条件の中で夜のスノーシューハイクを楽しむことができました。
参加者の方々からは「贅沢な時間ですね」「とても素敵な時間を過ごせた」など楽しんでいただきました。
天候次第では中止となる年に一度の特別なイベント「満月のブナ林探検」。
雪面に伸びるブナの月影、満月の夜ならではの幻想的な明るいブナ林を、スノーシューを履いて夜のブナ林での特別なひと時を過ごすことができました。
※今回のイベントは美人林の夜間利用について地主さんから許可をいただき、地形や散策に適したエリアを熟知したスタッフ数名が同行し、参加者の安全管理を行いながら開催いたしました。現在池は雪で覆われており、特に夜間は地形の視認性が非常に低下します。夜間の散策には危険が伴いますので、一般の皆様のご利用はお控えください。