Archive for the '④キョロロ雑記' Category

【景色を展示物に変える窓】磨きあがりました!

木曜日, 7月 10th, 2025

キョロロの厚さ8.5cm、幅14mにもなる巨大なアクリル製の大窓からは、季節ごとに移ろう里山の自然をご覧いただけます。冬には、間近に迫る雪壁のダイナミックな景観も楽しめる、まさに“景色を展示物に変える窓”とも言える存在です。この窓を通して、外の自然が館内の展示のひとつのように感じられる、キョロロならではの空間をつくり出しています。
この大窓は長年の使用により、水垢や外壁の錆などの付着で少しくもってしまっていましたが、先週よりスタッフも協力して清掃作業を実施しました。
磨き上げられた窓は透明度が格段に増し、目の前に広がる里山の景色がいっそう鮮明に見渡せるようになりました。館内と館外がつながるような一体感・開放感が増し、フィールドミュージアムとしての魅力がさらに深まりました。
四季折々の自然と調和するキョロロの空間をぜひ体感ください!


▲アクリル製の大窓の清掃作業

▲積雪期の風景

2025年夏季企画展「われら両生類!里山のカエル展Ⅱ」両生類の多様性に触れよう!

水曜日, 7月 2nd, 2025

\あのカエル展がかえってくる!/
7月19日(土)から夏季企画展「われら両生類!里山のカエル展Ⅱ」を開催します。この企画展は令和元年に開催した同企画展のリバイバル展です。再開催を希望される多くの声をいただき、最新の知見を取り入れ改めて開催します。十日町市の里山に生息するカエルやイモリ、サンショウウオといった様々な両生類の生体展示を中心に、20種類の両生類の個性的で驚きの生態を楽しく学べる企画展です。両生類の熱い夏!ご来館、お待ちしております!


▲モリアオガエル

▲アズマヒキガエル

▲アカハライモリ

▲令和元年度「われら両生類!里山のカエル展」の様子

【会期】令和7年7月19日(土)から10月13日(月・祝)まで
※7月14日(月)から18日(金)は展示入れ替え休館

<関連企画>
「塗って学ぼう!トノサマガエル」
【日時】令和7年8月11日(月・祝)10:00~12:00
【講師】佐藤直樹氏(妙高高原ビジターセンター 佐藤直樹氏
【体験料】2000円

【内容】3Dプリンターで造形した原寸大トノサマガエル模型に、生体を観察しながら模様を着色します。

<その他>
・ワークシート「キョロロからの挑戦状」
・お絵描き折り紙でオリジナルジャンピングカエルを作成

・アンケート回答者限定!オリジナルデザインのカエルシールをガチャでゲット
・カブトムシルーム:館内設置のテント内にて間近でカブトムシを観察できます(期間:主に8月中)

▲カブトムシルーム

松代中学校の生徒がトレイルランコース整備で環境学習

金曜日, 6月 27th, 2025

十日町市立松代中学校の1~3年生の生徒たちの環境保全学習の一環として、キョロロのスタッフが同中学校で出前授業を行いました。

「越後まつだい春の陣トレイルラン」で利用される松代地域に設置されたトレイルランコース。松代中学校の1~3年生の生徒は昨年度にこのコース上の落葉や落枝を集めて整備する活動を行い、集めた落葉や枝を積み上げる「エコスタック」を作成しました。今年度は作成したエコスタックを修復するとともに、こうした整備活動が里山の生物多様性にどんな意義があるのかを学ぶ授業を行いました。

午前中から開始した授業は、まずはキョロロのスタッフによる講義からスタート。「生物多様性」、「里山」、「人間による管理」をキーワードに山道の整備が生物多様性の保全の観点からどんな意味があるのかを考えました。

講義の後はトレイルランコースに全校生徒で赴き、コース上で観察できる動植物の解説を聞いたり、作成したエコスタックの中に生息する土壌動物を採集したりして自分たちの地域の自然の豊かさを学びました。

授業の最後には山道を熊手やスコップを使って整備し、再びエコスタックを組み上げて次回の「越後まつだい春の陣トレイルラン」に備えました。

整備したトレイルランコースはスギと様々な広葉樹の混交樹林となっており、様々な樹種が育つ気持ちの良い林でした。生徒たちが地域の自然を学ぶだけでなく、その管理・保全活動を実践することで様々な学びを得られる授業でした。