Archive for the '④キョロロ雑記' Category

【冬季の休館日・閉館時間のお知らせ】12-3月の休館日が火・水曜日、閉館時刻が16時になります。

日曜日, 11月 9th, 2025

【冬季の休館日・閉館時間のお知らせ】
2025年12月1日(月)から2026年3月8日(日)まで休館日が火・水曜日の週2日閉館時刻が16時(最終入館15時30分)になります。
※年末年始の休館:12月26日(金)~2026年1月1日(木)。2026年1月2日(金)、3日(土)は開館します。

▲冬季のキョロロ

【クモ大好き!】2025年10月のキョロロの森ゼミ(友の会主催)クモの魅力を語ろう!友の会会員(小学生)作成の標本を見ながら

日曜日, 10月 26th, 2025

\クモ大好き!な小学2年生/
「キョロロの森ゼミ」は友の会会員の皆さんと季節の自然に関する情報交換やミニ講話などで、里山の自然について楽しく気軽に学び語り合うざっくばらんな定例会です。
今年度5回目(10/26)の「キョロロの森ゼミ」は、友の会会員の小学2年生が夏休みの自由研究で採集したクモの標本(2024・2025年)を観察しながら、クモの魅力について参加者の皆さんと語り合いました。

クモの採集をはじめたきっかけ、標本づくりの工夫、
今年念願の「トリノフンダマシ」の仲間2種類を採集できたこと、
来年は「トゲグモ」を採集したいこと、
など、クモが大好きという思いが伝わる、素敵な発表をしていただきました!
2年間で採集した24種類のクモを観察しながら、大人も子どもも一緒にクモの魅力を語り合い、その魅力に引き込まれました。


▲24種類のクモの液浸標本(2024・2025年)

キョロロの市民参加型生き物調査「クモしらべ」を担当する研究員からも、写真や標本を用いながら松之山のクモの特徴を解説しました。

▲標本を拡大してクモの体の構造を観察


▲研究員が撮影したクモの交尾の様子を観察

発表していただきありがとうございました。
来年のクモの採集&標本づくりも楽しみですね!

【ハチの巣はなぜ正六角形?】まつのやま学園自然科学部

土曜日, 10月 25th, 2025
\ハチの巣はなぜ正六角形?/
キョロロではまつのやま学園と連携し、キョロロを舞台に自然科学部の活動を展開しています。
週3回放課後の1時間、里山の自然を自然科学の視点で探究し楽しんでいます!
10/24の活動では、キイロスズメバチの巣を分解し、「育房(幼虫の部屋)数はいくつか?」「なぜ部屋は正六角形なのか?」をみんなで考えました。
キイロスズメバチの巣を持ち上げてみると、大きさの割に「軽い!」という感想がたくさんでました。中はどうなっているのでしょか?
のこぎりを使って、巣を二つに割るところからスタート。刃先の感触から、柔らかい部分と硬い部分があることがわかります。

きれいに二つに分かれた巣の断面を観察すると、7層の巣盤が確認されました。
各巣盤がどのようにつながっているのか?

幼虫が入っていた部屋「育房」は、上向き・下向き?
働きバチはどこで活動しているのか?
巣の断面を見ながら、いろいろな疑問がわいてきます。

いくつの育房(幼虫の部屋)があるのかカウントスタート!
図鑑には4000~14000個との記載もありましたが、この巣にはいったいいくつあるのでしょうか?
もくもくとカウントしました!


結果は4112個!
この部屋は再利用されるのかな?そんな疑問には、キョロロの研究員から解説もありました。

育房は「正六角形」をしています。
「どうして六角形なんだろう?」という問いには、先生にもサポートしていただきながら、算数・数学の視点から形のしくみを考えました。
隙間なく配置できる形は、正三角形、正四角形、正六角形しかないこと。育房に入っている幼虫の断面の形は円に近いこと。などから、議論しました。
巣盤を側面からつぶそうとしたときに、なかなか難しかったことから、正六角形でできた巣の強度について考えていた中学生もいました。

身近な自然の中に、美しく合理的な構造が隠れていることを体験的に学ぶ時間となりました。

—-まつのやま学園「雪里留学」—–
キョロロの近くにある小中一貫まつのやま学園では、里山の豊かな教育資源を活用した自然体験や生活体験に根ざした、特色ある学習活動や教育活動を展開しています。子どもたちの「豊かに生きる力」を育むことを目指した学区外・区域外からの就学制度「雪里留学」をスタートし、雪里留学生として児童・生徒を広く募集・受け入れています。1週間程度のお試し就学も出来るので、自然環境を活かしたカリキュラムを体験することもできます。キョロロでは理科や総合的な学習の時間、緑の少年団活動、自然科学部や探鳥会の活動などの教育活動を連携して展開しています。