Archive for the '④キョロロ雑記' Category

秋・冬季企画展「美人林ものがたり-里山の美しきブナの森の秘密-」

火曜日, 10月 19th, 2021

\美人林のものがたりを探ろう!/
2021年10月23日(土)より秋・冬季企画展「美人林ものがたり-里山の美しきブナの森の秘密-」を開催いたします。里山のブナ林「美人林」をテーマに、四季折々のブナ林の美しさの背景を、ブナ林に関わる里山の暮らしや、雪国ならではのブナの生態からたっぷりと紐解きます。本企画展は平成29年度秋-冬季企画展のアンコール展です。
「美人林の名付け親は?」「美人林の地下にトンネルがある!」「美人林のブナが弱っているって本当!?」といった多数のトピックをご紹介し、様々な美人林のものがたりに触れることができる企画展です。さらに今回は、冬の美人林を疑似散策できるVR体験の導入や、四季の美人林のドローンでの空撮映像のバージョンアップなどで、美人林の魅力をさらに楽しむことができます。
会期は2022年3月13日(日)までで、これから始まる秋の紅葉や冬のスノーシュー散策など、美人林への来訪と合わせてご覧ください。

期間:2021年10月23日(土)~2022年3月13日(日)
※展示入れ替えのため10月20日(水)~22日(金)は休館とさせていただきます。予めご了承ください。

【同時開催】キョロロ×十日町市博物館連携企画
「ムシが育んだ越後妻有の伝統美」

キョロロでコロコロ!どんぐりコロコロコース設置。

木曜日, 10月 14th, 2021

\どんぐりコロコロしませんか?/
里山の森を歩くと足元にドングリが見られる季節になりました。
この秋、キョロロの玄関前の斜面を利用して、全長約20mのどんぐりコロコロコースを設置します。
どんぐり遊びで秋の里山の自然をお楽しみください♪キョロロ周辺ではコナラのドングリが一番多いです。

【開催日】11月中旬までの土日祝日の開館時間
【遊び方】
①体験をご希望の方は、ご入館後受付にお声がけください。
②ドングリはキョロロの周りで遊ぶ分を拾ってください。ドングリが見つからない場合は、受付でもご用意しています。

野外コースの設置は土日祝日のみとなります。
雨天時は中止となりますので、今週末はもしかしたら厳しいかもしれません(T_T)
ぜひキョロロでどんぐりコロコロしてみませんか?

10月ハナアブしらべの活動報告

日曜日, 10月 10th, 2021

10月9日のハナアブしらべは小雨からのスタートだったもののすぐに回復し、程よい晴れ+曇りの天気でした。湿った場所では必ずと言っていいほどよく見られるミゾソバの花にはたくさんのハナアブが来ており、その他の場所でも全体的に個体数が多いように見えました。今回は4名の参加者にハナアブを採集していただきました。調査のご協力ありがとうございました。

今回の結果は過去最高の種数・個体数となり、採集されたのは14種39個体と圧倒的な結果でした そのうち4種は去年からのハナアブ調べで初確認で、松之山または十日町市レベルで未記録のものでした。今回採集された種は以下の通りです。

①キアシマメヒラタアブ 2♂(十日町市未記録)

②ホソヒメヒラタアブ 4♂5♀(松之山未記録)

③スルスミシマハナアブ 2♀(今年初・十日町市未記録)

④マツムラクロハナアブ 2♂(十日町市未記録)

⑤キスネクロハナアブ 1♂1♀(今年初・松之山未記録)

⑥ナガヒラタアブ 1♀(初確認・十日町市未記録)

⑦マダラコシボソハナアブ 1♀(十日町市未記録)

⑧ホソヒラタアブ 5♂3♀(松之山未記録)

⑨シロスジベッコウハナアブ 1♀(初確認・十日町市未記録)

⑩ナガツヤヒラタアブ 2♀(新潟県未記録)

⑪タカネムツモンホソヒラタアブ 1♀(初確認・十日町市未記録)

⑫ホソツヤヒラタアブ(?) 1♂1♀(十日町市未記録)

⑬コハナダカチビハナアブ 2♀(今年初・松之山未記録)

⑭シマハナアブ 1♀(初確認・松之山未記録)

赤字は去年からのハナアブ調べで未確認だった種で、新たに4種が松之山のハナアブリストに追加されます。⑥のナガヒラタアブは十日町市レベルで未記録のもので、広く平らで細い黒条があるのが特徴の種です。陰ったところで多く見られる印象があります。⑨のシロスジベッコウハナアブは成虫がスズメバチ類の巣の中に卵を産み、幼虫は巣内の死骸を食べて育つという変わった生態をもつ大型のハナアブです。去年採集された珍ハナアブは、この種に近縁な新種である可能性があります。⑪のタカネムツモンヒラタアブは十日町市レベルで未記録の種で、北海道と中部以北に分布が限られる種です。和名に「タカネ」とあるように標高の高い雪の多い地域と関連が高い種なのかもしれません。⑭のシマハナアブはどこでもよく見られる種で十日町市からも記録があるほどですが、なぜかこれまで松之山から発見されていませでした。また、1週間ほど前にMご一家が大厳寺高原で採集した本種を頂いています。

今回は前回よりもさらにハナアブが多く見られ、採集が容易で楽しく調査ができたのではないかと思います。次回のハナアブ調べは今年最後となり、11月13日(土)13:00から行われます。活動する昆虫がどんどん減っていく時期でハナアブも少なくなると思いますが、まだ0にはなりません。真冬でも天気さえよければハナアブが飛び出すことがあるのです。寒い時期まで粘り強く生きているハナアブが気になる方がいましたら是非ご参加ください。

 

おまけ

今回のハナアブしらべで、クロバナノヒキオコシという花に来る2cmほどの細長いハチのようなアブがたくさんいました。まず、ハネが2枚しかないのでハチ目ではなくハエ目の仲間です。ハナアブのようにホバリングして空中でピタッと止まるように飛べるため、ハナアブを見慣れた方こそハナアブと見間違えるかもしれません。今回の参加者も採集していました。これはハナアブ科ではなく、スズキハラボソツリアブというツリアブ科の一種です。このハラボソツリアブというグループの一部の種ではイラガの幼虫に内部寄生することが知られていますが、日本産のハラボソツリアブ5種の寄生先はどれも分かっていないようです。たくさん見られる種ですので一生懸命に動きを追っかければ寄主がわかるかも?