Archive for 5月, 2023

【第2回】舘野鴻さんトークショー&観察会を開催します【6/3】

水曜日, 5月 31st, 2023

第2回の舘野鴻さんトークショー&観察会を、6/3に開催します!第1回はGWの5/7に開催しました。第1回の様子はコチラをご覧ください

第2回では昆虫はかせネットワーク代表の鈴木誠治さんをお招きします。昆虫はかせネットワークは新潟県の昆虫少年・昆虫少女を育て、次の世代の昆虫博士を育むために活動しているグループです。鈴木さんはその代表をつとめる昆虫博士で、昆虫の行動がご専門です。

今回は舘野さんの絵本の主人公であり、子育てという面白い行動をみせる「シデムシ」にフォーカスしています。舘野さん×鈴木さんのトークショー&観察会、今からとても楽しみです。まだ定員まで余裕があります。みなさんのご参加をお待ちしております!

また、第3回(7/1)の演者も決まりました。福島大学准教授の兼子伸吾先生です!保全生態学・分子生態学がご専門で、植物・昆虫・哺乳類・菌類と研究対象は多岐にわたります。兼子先生はキョロロの大平研究員の師匠です。第3回はトークショーと観察会の時間が逆になり、午前に観察会、午後にトークショーとなります。どうぞ第3回もお楽しみに!(6月から受付を開始)

【市民協働調査】川虫しらべ【中沢川河口・越道川】

月曜日, 5月 29th, 2023

おとといの5/27(土)、今年度2回目の川虫しらべを実施しました。今回は中沢川河口・越道川で調査を行いました。

気温が高く汗ばむ陽気でしたが、川のまわりは涼しく、涼をとりながら川の中の生き物を探すことができました。たくさんのマダラカゲロウの幼虫、おおきなガガンボの幼虫、珍しいカニアミカ(カニギンモンアミカ)の幼虫など、たくさんの生き物(計32種)を見つけることができました。

だんだん暑くなってきましたが、そんなときには川で涼みながら生き物を探してみてはいかがでしょうか。また、これから雨が降るシーズンに入っていきます。川の状態や突然の水位上昇などに注意しながら、安全に楽しむようにしましょう。


【確認された生物(順不同)】モンカゲロウ、フタスジモンカゲロウ、フタマタマダラカゲロウ、エラブタマダラカゲロウ、アカマダラカゲロウ、クロマダラカゲロウ、ヒメシロカゲロウ属の一種、ヒメフタオカゲロウ、シロハラコカゲロウ、ハグロトンボ、オニヤンマ、コシボソヤンマ、コオニヤンマ、ヤマサナエ、ダビドサナエ属の一種(若齢)、コヤマトンボ、フタツメカワゲラ属の一種、ヒラタドロムシ、ヘビトンボ、ナカハラシマトビケラ、ナミコガタシマトビケラ、ムナグロナガレトビケラ、ヤマナカナガレトビケラ、ヤマトビケラ属の一種、ホタルトビケラ属の一種、コカクツツトビケラ属の一種、ガガンボ属の一種、ホソオビヒメガガンボ属の一種、サワガニ、ヒメハマトビムシ属の一種、カワニナ、ナミウズムシ

【友の会主催】池の生き物大調査を開催しました【こしじ水と緑の会助成】

日曜日, 5月 28th, 2023

キョロロ友の会の主催で、5/21に「池の生き物大調査」を開催しました。
今年度はこしじ水と緑の会さんからの助成をうけ、アメリカザリガニが水辺環境に与える影響を調べるために、3つのイベントを開催しています。

定例ザリガニ捕獲作戦(毎週土曜日)
とおかまちザリガニ捜索隊(随時)
③池の生き物大調査(年2回)

今回は年2回開催予定の大調査のうち、最初の1回目でした(2回目は9月予定)。この大調査では、キョロロの森のなかにある池にくらす動物(主に水生昆虫)と植物(水草)をガッツリ調べます。キョロロには水草の専門家がいないので、長岡から講師にお招きし、調査から標本作成までご指導いただきました。


午前中に動物・植物をとってきて、午後は標本をつくったり、名前を調べたりしました。
今年は日本を代表する植物学者の牧野富太郎が注目されていますが、この大調査でも水草標本を作っています。講師の先生方の指導のもと「100年残る植物標本」を目指して、みんなでさく葉標本を作りました。


動物も名前を調べ、分からないものについては液浸標本にしました。時間の都合、液浸標本についてはキョロロの研究員が検鏡して調べています。

最期に今回の大調査で確認された生き物をまとめました。たくさんの生き物が生息していることが分かりましたが、この池にはアメリカザリガニが侵入・定着しています。アメリカザリガニがどんな影響を与えているのか、これからどんな影響が出てくるのか、みんなで考える時間となりました。丸一日の大調査、参加されたみなさん大変お疲れ様でした。

さて、この6月からアメリカザリガニはミシシッピアカミミガメとともに「条件付特定外来生物」に指定されます。法律によって強く規制されるということです。なぜそのような対策を行わなければいけないのか、この機会にじっくりと考えてみましょう。興味・関心をお持ちのみなさん、キョロロ友の会が主催する各種ザリガニイベントでお待ちしております。