Archive for 8月, 2022

「国連こども環境ポスター」を使ったワークショップ

水曜日, 8月 31st, 2022

世界の子どもたちが環境問題や生物多様性などをテーマに描いた「国連こども環境ポスター」。
国連環境計画(UNAP)などが環境問題や生物多様性などをテーマに世界の中学生以下の子どもを対象に絵画コンクールで募った絵、約20万点が「総合地球環境学研究所」(京都市)が収蔵されています。民族・年齢を問わず人間と地球環境の関わりを表現したこの作品を使い、8/13(土)にオリジナル紙芝居づくりワークショップを行いました。


ワークショップでは約100枚のポスターを使用しました。
海や森の生き物の保全に関するもの、地球温暖など環境問題に関するものなど、様々な絵が並びます。
テーマや絵の描き方も国によって、年齢によって非常に多様です。


ワークショップでは、各自がインスピレーションを感じた絵を選び、ご家族ごとに物語を考え、足りない絵を書き足していきます。
約1時間ほどかけて紙芝居を完成させていきました。


皆さんがつくった物語は「世界の島を旅行する話」「海でいろんな生き物に出会う話」「ツバメとヘビの話」などです。
完成した紙芝居をみんなの前で発表していただきました。


講師の一人を務めていただいた京都芸術大学の鷹木先生からは「絵をじっくり見て、自分で物語の展開を考えたり、どんな気持ちで描いた絵なんだろうと、考えながら世界の子どもたちの絵を見てほしい」とお話をいただきました。
「絵の鑑賞」と「物語の創造」を通した環境教育として、地球環境への理解を深める機会となることを期待しています。

川虫しらべ 2022年8月活動報告

日曜日, 8月 28th, 2022

今回が初めてとなる市民協働調査「川虫しらべ」は、2022年8月28日の午前中(10:00~12:00)に実施されました。
小雨が降り、コンディションはあまりよくありませんでしたが、3組5名の皆さんにご参加いただきました。
今年度はキョロロ敷地内にある小坪野沢で調査を行っています。


採集方法のレクチャーの様子
この調査では川虫採集用の手網を使っています。


採集している様子
小さな沢で皆さんが一生懸命に川虫を探しています。


採集された川虫を観察している様子
とれた川虫は白色トレーに入れると観察しやすいです。

さて、小坪野沢は小規模な川ではありますが、今回の調査によって20種強の川虫が記録されました。
その多くが水生昆虫で、そのほとんどが幼虫です。
下の画像にまとめたもののほかに、チラカゲロウ、フタツメカワゲラ属の一種、ヒメハバビロドロムシ、イシビル科の一種、ナミウズムシが記録されました。



今回の調査で確認された川虫
1, モンカゲロウ; 2, ニホンカワトンボ; 3, コシボソヤンマ; 4, オニヤンマ; 5, ヤマサナエ; 6, フサオナシカワゲラ属の一種, 7, オオコオイムシ; 8, ヘビトンボ; 9, センブリ属の一種; 10, キブネクダトビケラ; 11, カクツツトビケラ属の一種; 12, ガガンボ属の一種; 13, ホソオビヒメガンボ属の一種; 14, ブユ科の一種; 15, ミズムシ; 16, サワガニ; 17, カワニナ; 18, マルタニシ.

川虫は季節によって川のなかにいる種類が変わります。
別の季節に調べてみると、今回とれなかった種類が見つかるかもしれません。
次回の川虫しらべは、9月25日(日)を予定しております。
皆さんのご参加をお待ちしております!

ナイトミュージアム2022

土曜日, 8月 27th, 2022

暗闇に浮かぶ標本やアート作品、夜になると活発になる夜行性の生き物など、夜のミュージアムには昼間とは違ったいろんな発見があります。
そんな夜のミュージアムを探検するイベント「ナイトミュージアム」を8/13(土)に開催しました。
台風接近中であいにくの雨模様となりましたが、森ではカブトムシやカエルの姿、野ネズミを観察できました。

館内では、懐中電灯を持ちながら謎解きワークシートを使って館内探検を行いました。
開催中の「煌めきのチョウ展」で展示しているチョウをライトで照らすとキラキラと輝きます。

志賀夘助さんの蝶コレクションは、薄暗い館内でひときわ美しく照らし出されます。
ワークシートを使いながら、いろいろなチョウを探しました。


最後に、ブラックライトをある壁にあてると秘密のメッセージが・・・
ワークシートを使いながら、キョロロ館内を隅から隅まで回り、夜のミュージアムならではの発見を楽しみました!