Archive for 7月, 2023

4年ぶりにカブトムシルームがOPEN!

土曜日, 7月 29th, 2023


カブトムシを目の前でじっくり観察できる「カブトムシルーム」がオープンしました。
「カブトムシに初めてさわることができたよ!」「入ったっきり1時間ほど子どもが出てきません(汗)」などたくさんの声が聞こえるこの空間。コロナ禍で2020年からケージタイプで直接触れ合うことができませんでしたが、今年からテントタイプ(外からも観察できます)で再開いたしました。今年も昆虫と触れ合える体験を通して、いろいろな発見が生まれることを期待しています。

とおかまちザリガニマップ

土曜日, 7月 29th, 2023

キョロロ友の会では、今年4月からアメリカザリガニに関する調査イベントを実施しています。これは、大きく3つのイベントで進めています:

 ①定例ザリガニ捕獲作戦(毎週土曜日)→活動の様子
 ②とおかまちザリガニ捜索隊(随時)→詳細はコチラ
 ③池の生き物大調査(5月と9月)→5月の様子

このうち「②とおかまちザリガニ捜索隊」では、地域のみなさんからザリガニの目撃情報を寄せていただき、マップに目撃地点をプロットしています。
アメリカザリガニがどこまで拡がっているのか、その実態を明らかにするために、皆様のご協力よろしくお願いします!

ザリガニの目撃情報の登録はコチラから!

 

 お寄せいただいた情報をこちらで確認のうえ、地図に反映しております。反映までに少し時間がかかる場合があります。あらかじめご了承ください。
これらのイベントは、こしじ水と緑の会様の助成を受けて実施するものです。

インターン生が里山の生き物を紹介

木曜日, 7月 27th, 2023

7月20日(木)から24日(月)の5日間にかけて、妙高市にある国際自然環境アウトドア専門学校(i-nac)から2名の学生がキョロロへとインターンシップにやって来ました。二人とも里山の自然や環境学習に興味があり、インターンシップ期間中はキョロロ館内の生体の管理やフィールド整備、子どもたちの環境学習の補助などの業務を体験していきました。お二人の紹介もかねて、本記事ではインターンシップ生が魅力を感じた里山の生き物について紹介してもらいました。

【インターンシップ生 榊原さん】
国際自然環境アウトドア専門学校の自然ガイド環境保全学科2年の榊原海翔です。インターンシップ中にはフクロウやオオクワガタなどのいくつもの素敵な出会いがありました。特に印象深かったのがアカショウビンとカワセミです。インターンシップ中に「キョロロロロロ~」というキョロロの名前の由来であるアカショウビンの鳴き声を聴くことができたのです!残念ながら姿を観察することはできませんでしたが、アカショウビンの声が聴けただけでも満足でした。アカショウビンの代わりにその仲間であるカワセミは毎日見ることができました。カワセミはブッポウソウ目カワセミ科の野鳥で主に水辺に生息しています。体はスズメほどの大きさですが、クチバシが長くスズメより少しだけ大きく見えます。とてもきれいな青色をしているため飛ぶ宝石とも呼ばれています。餌の取り方が面白く空中から水面に向かいダイブして魚や水生昆虫を捕ります。小さいくてとても綺麗な鳥だけど餌の捕り方が他の鳥と違って力強さ感じ、そこからたくましさと愛くるしさを感じます。

(写真:村山暁, 松之山野鳥愛護会)

私はこれまでに何度かカワセミを見る機会があったのですが、いつも水の中に入る瞬間しか見ることができませんでした。キョロロではじっくりと観察できて最高でした。カワセミは警戒心が強く、近くを通るだけで逃げてしまします。しかしそんな時でもきれいな青色の背中を見ることができ、それもそれでかわいいので是非見てほしいです!

キョロロではカワセミ以外にも多くの野鳥を観察できます。そんな鳥いっぱい自然いっぱいのキョロロに来て実際に観察してみてはいかがでしょうか?きっと森の学校キョロロとキョロロがある松之山が大好きになると思います!

【インターンシップ生 宮本さん】
こんにちは、インターンシップ実習生としてキョロロでお世話になりました、「自然環境アウトドア専門学校」の宮本桐子です。里山、自然環境保全に興味を持ち、学校で日々学んでおります。キョロロではそんな里山の生き物にたくさん出会うことができました。トノサマガエル、ニホンアカガエル、キタノメダカにアカハライモリなどなど、沢山の生き物たちが住んでいます。来館した子どもたちが楽しそうに追いかけたり、雨が降ってきても昆虫の観察に夢中になる姿にとても嬉しい気持ちになりました。

私は今回の実習中に、沢山見ることのできたトンボ、その中でもイトトンボについてご紹介したいと思います。
イトトンボはトンボ目イトトンボ科。同じトンボ目のオニヤンマやシオカラトンボとの大きな違いは、とまった時の翅(はね)の状態にあります。オニヤンマなどが翅を広げてとまるのに対し、イトトンボは翅をピタッとくっつけるようにしてとまります。

その中でも特に紹介したいのが、水面でたくさん飛んでいた、「オゼイトトンボ」です。体が細く、3~4㎝ほどの小さいトンボですが、鮮やかな青や黄色が繊細な体に合っていてとても魅力的です。写真は交尾中で、前にいるのがオス、後ろにいるのがメスになります。オスは青色が鮮やかで、メスもきれいな黄緑色をしています。

よく似た「エゾイトトンボ」との見分け方は、腹部第2節(背面)の模様が、オゼイトトンボは黒い部分がワイングラス状、エゾイトトンボはスペード状。どちらもキョロロの周りに住んでいるので、ぜひ捕まえて観察してみてください。その際には、トンボの顔もしっかり見てみてください!かわいい目に癒されると思います。