Archive for 5月, 2011

スミレが花盛り

土曜日, 5月 14th, 2011

今日、キョロロの元研究員の山岸さんがキョロロに遊びに来てくれ、
松之山では個体数が少ないスミレ類が観察できる場所について教えてくれました。

まず、ヒメスミレと思われるもの(スミレとの交雑種の可能性もあり)。

普通のスミレと比べると葉の形や質感が異なります。

お次は、アリアケスミレ。

今年は雪どけが遅かったため、咲いていないかと思いましたが、
必死に探したら見つかりました。
似ているシロスミレとは葉の開き方や葉身の長さで区別できます。

最後は、コスミレ。

葉の裏が紫色で、上の花弁2つがピンとしています。
松之山では神社で見られることが多いそうです。
神社の薄暗いですが、きちんと整備されている環境を好むのでしょうか。

おまけとして…松之山には個体数の多いスミレ類の1つですが、
あまりにもきれいだったオオバキスミレです。

スミレは今が花盛りで、雪どけの遅いところではまだまだ楽しめますので、
ぜひ松之山のスミレを見に来て下さいね。

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撮影日:2011年5月14日

群馬図屏風

金曜日, 5月 13th, 2011

松之山小学校で飾ってあった屏風が
なんと桃山時代を代表する画家の雲谷等顔の作品であることがわかり、
十日町市の文化財に新たに指定されて重要文化財級だということです。

そんなすごい「だいじんがぁ」をこの目で見て来なくては…
ということで、お昼休みに見に行って来ました!


2枚セットになっていて、右に8頭、左に7頭の馬が描かれていました。
「何で馬?」と思いましたが、説明文によると
戦国時代の武将たちにとって大切な戦闘道具で、
武家飾りの調度品として珍重されていたのではないかということです。

この屏風、じっくり見ると背景などに描かれている植物たちが気になってきます。

岩の上から生えているこの針葉樹は、アカマツの気がします。

よく見ると垂れ下がるように岩壁にイネ科かスゲ類のような草本も生えています。

近景の右側の針葉樹は、樹形などからゴヨウマツ?

左側は葉っぱの形からカエデ類ですかね…
でも、ゴヨウマツと一緒であれば、ツツジ類の可能性もあるのかなと思います。

最後は、樹形からスギにしか私は見えませんでした…

是非本物を見てみて、皆さんも考えてみて下さいね。
そう考えながら見ていると、桃山時代にワープした気分になってきますよ。

展覧会は5月15日までです。
その後は、松之山小学校で保管し、公開はしないそうですので、お見逃しのないように。

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撮影日:2011年5月13日

クロサンショウウオ 次々と産卵

金曜日, 5月 13th, 2011

キョロロの森の池では、クロサンショウウオが次々とクロサンショウウオが産卵しています。

今日は田舎体験で訪れた中学生がキョロロの森で水辺の生き物観察を行いました。カエル、オタマジャクシ、やごなどたくさんの生き物が見つかりました。なかでも、クロサンショウウオは人気者でした。

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撮影日:2011年5月13日