Archive for 6月, 2018

松之山探鳥会が盛況に実施される。

水曜日, 6月 13th, 2018

 第62回松之山探鳥会・野鳥集会開催

探鳥会 5月27日(日曜日)4時30分から7時30分

第62回として年に一度の松之山探鳥会が開催されました。好天に恵まれ、120名もの参加者がありました。

キョロロ周辺に3コースを設定し、朝のさわやかな空気に触れながら鳥の姿や声を堪能しました。

旧松之山町の鳥であったアカショウビンの姿を一つのコースで確認できたり、東日本ではめずらしくなった絶滅危惧種のブッポウソウも3つのコースで全員が確認できたりするなど、合わせて47種類もの野鳥を確認することができました。

確認できた鳥 47種(3コース合わせて)

オシドリ、カルガモ、キジバト、アオバト、カワウ、アオサギ、ホトトギス、ツツドリ、カッコウ、トビ、サシバ、アカショウビン、ブッポウソウ、コゲラ、オオアカゲラ、アカゲラ、アオゲラ、サンショウクイ、モズ、カケス、ハシボソガラス、ハシブトガラス、ヤマガラ、ヒガラ、シジュウカラ、ツバメ、ヒヨドリ、ウグイス、ヤブサメ、オオムシクイ、センダイムシクイ、メジロ、オオヨシキリ、ゴジュウカラ、ムクドリ、カワガラス、クロツグミ、コルリ、コサメビタキ、キビタキ、オオルリ、ニュウナイスズメ、スズメ、カワラヒワ、イカル、ホオジロ、ノジコ
 
キョロロ駐車場での開会式の様子
 
須山コースの探鳥会の様子
 
高畑コースの皆さん
 
越道川コースの様子
 
キョロロ駐車場での閉会式の様子
 
探鳥会で撮影された野鳥
 
多雪地帯で多く観察されるノジコ
 
新潟県南西部で10数番の繁殖が確認されているブッポウソウ
 
里山で多く観察されるサシバ
 
葉にいる虫を食べるシジュウカラ
 
キョロロの玄関で営巣しているツバメ
 
 
野鳥集会の開催 5月26日19時から21時まで
 
 探鳥会前夜に、野鳥集会が松之山温泉内の温泉センター鷹ノ湯で開催されました。野鳥についての3つの楽しいお話がありました。40名もの参加者があり、皆さん聞き入っていました。
 
三つの話題
1 最近の松之山の野鳥について画像を中心にお話がありました。中でも、3月の初旬に10日間ほど松之山に滞在したヤツガシラの動画を含めた映像に皆さん釘付けでした。
2 松之山野鳥愛護会の巣箱によるブッポウソウ保護活動から分かった産卵から巣立ちまでの様子を9年間の情報のまとめとして発表がありました。興味深かったです。
3 新潟県野鳥愛護会会長渡辺央さんから、国鳥キジの婚姻関係について講演がありました。渡辺会長の自宅周辺のキジを例に婚姻関係を調べた結果から、キジの一夫多妻?について調査している途中のお話を聴きました。
 
野鳥集会の様子
 
ブッポウソウの生態についての発表の様子
 
新潟県野鳥愛護会渡辺央会長の御講演の様子
 
渡辺央会長
 
今年もたくさんの方から参加していただきありがとうございました。
キョロロでは、松之山野鳥愛護会と協働で毎月探鳥会を行っています。今月は、6月23日(土)4時30分から7時30分までです。
4時30分キョロロ駐車場集合です。大勢の皆さんの参加をお待ちしています。
 

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撮影日:2018年5月27日

キョロロの田植え大盛況

木曜日, 6月 7th, 2018

松之山地域の田植えもほぼ終盤に近づき、標高の高いところでもまもなく田植えが終了します。

標高300mのキョロロでは、このあたりでは最後になる田植えが6月3日に行われました。40名もの参加があり、大盛況のうちに終了しました。

キョロロ玄関での開会式

開会式の後、田植え後の慰労会の中飯でいただくぬか釜ご飯を炊くところを見学しました。もみ殻を燃料とした手のかからない昔の全自動炊飯器といってもいい道具です。

羽釜を乗せたぬか釜で炊き始めたところ

キョロロの田んぼで田植え前の記念集合写真

キョロロの田んぼは、一年中水を溜めておくために生き物の宝庫です。メダカやオタマジャクシ、カエル、ヤゴなど水生生物がたくさん棲んでいます。

田植え前の田んぼで泳ぐメダカ

いよいよ田植えです。田植えの仕方の説明をしっかり聞いています。

田植えで使う稲の苗は、保温折衷苗代で育てた苗です。

一尺真四角(約30センチ四方)に引かれた縦と横の線の交点に3本ずつ苗を植えていきます。

「おっとと」尻餅をついてしまいました。

一般の参加者も、慣れない手つきながらも田植えを進めました。

地元の方々の協力は絶大です。あっという間に田植えが進んでいきます。

地元協力者の田植えの様子

地元協力者の中には、小学2年生のお子さんも参加協力していました。

7畝と3畝の2枚の田んぼで合わせて1反の広さの田植えの様子です。1畝(いっせ)は100㎡です。2枚合わせて1000㎡になり、ちょうど1反となります。

 田植えが終わった田んぼの苗に、早速オオイトトンボがやってきて産卵していました。

さて、田植え終了後のお楽しみの時間です。恒例のホウの葉まんまによる慰労会です。
田植えが無事に終了したことを祝い、秋の黄金色の実りを祈念する地元に伝わる行事です。2枚のホウの葉を十字に交差させ、きなこを敷き白いご飯を載せ、さらにその上にきなこを掛けてホウの葉を合わせて握ります。ホウの葉の香りがきなこご飯に移ります。このときは、ホウの葉の良い香りが漂う心安らぐひとときとなります。

ホウの葉まんまを自分で握る参加者

ホウの葉まんまで中飯をいただく参加者の皆さん

秋には、一般の参加者お一人につき収穫したお米1㎏ずつお届けします。この後の田の草取りや稲刈りにもご参加ください。

さて、秋の実りを祈りましょう。皆さんありがとうございました。

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撮影日:2018年6月3日