春の里山の味覚を探そう!キョロロの森で山菜探し

里山の春の味覚の代表である山菜を探すキョロロの定番イベント「山菜探し」。毎年人気で中々参加できない本イベントを今年は4月29日(土)と5月3日(水)の2回に分けて開催しました。今年の雪解けは例年よりも早く感じましたが、キョロロの森の中にはまだ雪があちこちに残っています。山菜は雪が融けてから芽を出すため、雪解けのタイミングが異なる場所ごとに様々な山菜を見つけることができました。

講師は地元の山菜名人である佐藤一善さん。春の里山では畦道に生えるような身近な植物も食べることができます。こうした食べられる「道草」の見分け方やそれらを採集するコツ、味わい方について教えていただきました。

ウドやワラビ、ゼンマイといった代表的な山菜だけでなく、スイバやイタドリ、エビラフジ、コシアブラやリョウブの新芽、ユキツバキやフジの花も食べることができます。雪解けが遅れた斜面にはまだフキノトウも残っていました。意外な植物を食べることができることを知り、多くの参加者が驚いていました。

一善さん曰く「捨てるところが無い」ウド。新芽は天ぷらに、柔らかい根本は生でも味わうことができます。
ウドの根元を切り出すコツも一善さんに教えていただきました。

「コシアブラの新芽は全てを採集せず、脇にある芽は残せば来年も採れる。」持続的に里山の恵みを利用するための、地元に伝わる重要な山菜取りのルールに従いながら採集します。

採集した山菜はお料理が得意な有志の参加者のご協力の元、キョロロの森の中に建っている山小屋の前で天ぷらにしました。子供から大人まで森の中で味わう採れたての春の味に舌鼓を打ちました。

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