Archive for 12月, 2008

雪を待つ植物

水曜日, 12月 17th, 2008

 ブナもすっかり落葉し、すっかり冬枯れの季節になりました。ただ、何かが足りない・・・。「雪」がないのです。

ブログで何度かお伝えしたように、何度か降って積もってはいるのですが、すぐ消えてしまいます。

そんな季節、早く雪が積もってくれるのを待っている植物たちがいます。

雪の多い地域に多く分布している常緑の植物たちです。これらは、雪のお陰で、厳しい寒さによる凍結から守られ、冬の間も葉をつけていられるのです。

オオイワカガミ

シシガシラ(左)、ハイイヌツゲ(右)

その他、ユキツバキ、エゾユズリハ、ヒメアオキ、トキワイカリソウ、ショウジョバカマなど

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撮影日:2008年12月17日

雪山でのチョウの卵採集

日曜日, 12月 14th, 2008

今頃で申し訳ないのですが、11月30日に大厳寺高原へ行きました。この日はかなり寒く、キョロロの周りは雨でしたが、大厳寺高原は雪だろう、ということで、一善さんにも付いてきてもらいました。そうしたら、大厳寺高原は一善さんの予想通り?、私の予想以上に雪が降っており、こ~んな感じでした。

(写真では分かりにくいですが、雪がガンガン降っていました)

好き好んで?こんな日にこんな所へ何をしに行ったかというと、冬の展示のためにチョウの卵を採りにいったのです。寒い中、ブナやマンサクの枝をたくさん採ってきて、枝に卵があるかどうかを丹念に調べます。寒い中苦労した甲斐あって、「ウラクロシジミ」というチョウの卵が一つだけ見つかりました。

(冬芽の根元にある白い丸いやつです)

本当にむちゃくちゃ寒い中、採集に付き合ってくださった一善さん、今頃になってしまいましたが、ごめんなさい、そして本当にありがとうございます。
この苦労の結晶はキョロロの冬の企画展、「豪雪展」で展示してあります。すご~くすご~く小さいですが、ぜひチョウの卵を見にキョロロに来てください。

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撮影日:2008年11月30日

12月上旬の松之山

日曜日, 12月 14th, 2008

昨日、いつもの場所から写真を撮りました。暖かい日が続いているので、雪は完全に消えてしまいました。また、最近はいつも朝の天気が悪く、朝はこのように低いところに雲がかかっていることが多い気がします。

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撮影日:2008年12月13日