Archive for 5月, 2010

シュレーゲルアオガエルの失恋

日曜日, 5月 9th, 2010

今日の里山探検では、うじゃうじゃカエルがとれました。

ニホンアマガエル、ニホンアカガエル、ヤマアカガエル、トノサマガエル、
シュレーゲルアオガエル、モリアオガエル…本当にたくさんとれました。

その中で、シュレーゲルアオガエルとニホンアマガエルを一緒のカゴに入れていたら、
シュレーゲルが間違えてアマガエルに抱きついちゃいました。

アマガエルの「やめてくれ~」という叫び声が聞こえてくる気がします。

確かに2種類は似ていますね。今日は2種類の違いも学びました。

下の写真のニホンアマガエルは鼻から目の後ろにかけて黒い線が入ります。
あと、鼻から口のラインが丸い感じです。

シュレーゲルから解放されてほっとしているところです。

シュレーゲルアオガエルは黒い線は入らず、
鼻と口のラインがドラえもんのスネオのようにとがっています。

私が引き離してしまったので、心なしか悲しそうな顔をしています。
でも、アマガエルとは結ばれない運命だからね。
今度はちゃんと本物の素敵なお嫁さんが見つかるといいですね。

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撮影日:2010年5月9日

5月初旬のキョロロの森

土曜日, 5月 8th, 2010

キョロロ周辺ではブナの開葉もほぼ一段落。
若葉のライトグリーンがとっても綺麗な時期になってきました!
ブナは他の種類の木よりも開葉が早いので、今の時期山を見るとブナ林の範囲がくっきりとわかります。

ブナ林の中を歩いてみると、ところどころにこんなのが落っこちていました。

これはオトシブミという昆虫が葉っぱで作った赤ちゃんのゆりかご。
中には卵が産みつけられていて、この中で幼虫・さなぎの時期を過ごすようです。
深沢研究員の研究成果によると、これはヒゲナガオトシブミのものだと思われます。


ユキツバキも咲いていました。
よーく見ると、小さな虫がたくさんついていました。
花は越後の~♪花は越後の~雪椿♪と、演歌で歌われているように、新潟県のブナ林に特徴的な植物の一つです。


ため池では、クロサンショウウオの卵塊とそれを見守るクロサンショウウオの成体(オス?)がいました。
産卵時期にオスは水中でメスを気長にずっと待っているそうです。

ポカポカと暖かく、キョロロの森散策はとても気持ちが良いです♪

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撮影日:2010年5月8日

カエルがたくさん

水曜日, 5月 5th, 2010

今日も天気が良い一日でした!
GW最終日のこどもの日、里山探検にもたくさんの方に参加していただき、たくさん生き物を採集しました。


まずはこれ、オオコオイムシです。
背中に卵(子)を背負っているので、この名前がつきました。そして卵を背負っているこの子はオス。メスがオスの背中に産卵して、オスがこのように子供を守ります。子供を守るパパ、頑張って!


カエルもたくさん採れました!今日はアマガエル、トノサマガエル、ツチガエル、ニホンアカガエルの4種類でした。写真中央は、間違ってトノサマガエルに抱きついたアマガエルです。


ヒルに噛まれているトノサマガエルもいました!
ちょうど脇のあたりを噛まれています。このカエルはどんな気分なんでしょうか?

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