【市民参加型生き物調査】カニムシしらべ【第4回報告】

本日11月23日(木・祝)、シーズン最後となるカニムシしらべを開催しました。
たいぶ寒くなってきましたが、冬限定のカニムシを狙って、今回も土をふるいました。
お天気に恵まれたので、幸運なことに寒い思いはしなくてすみました。
カニムシを探すときはじっと動かないことも多いので、このお天気はとてもありがたかったです。


▲カニムシを探している様子

今回の成果は2種でした:
・ミツマタカギカニムシ?(コケカニムシ科)
・アカツノカニムシ(ツノカニムシ科)

ミツマタカギカニムシ?は細かい形態を顕微鏡で観察する必要があるので、「?」としておきます。
アカツノカニムシは冬限定のカニムシで、晩秋から早春までの期間しか見つけることができません。
今回は2種でしたが、個体数は少なくなく、全員で40個体以上採集することができました。
また、コシジマルトビムシなど、雪虫さがしで見つかるような生物もたくさん見られました。


▲ミツマタカギカニムシ(?)


▲アカツノカニムシ

寒い冬場は多くの虫たちも姿を隠すシーズンですが、土の中ではまだたくさんの生き物たちが活動しています。
カニムシは公園の植え込みの根本や、落ち葉だまりなどにも生息していますので、みなさんもお家の周りで探してみてはいかがでしょうか。

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