【星空の下で生き物観察】夜の里山探検を実施しました

5/3(金)に夜の里山に息づく生き物を観察して学ぶイベント、「夜の里山探検」を開催しました。夜はまだ寒いこの時期、水辺や森で見つかるカエルや昆虫を観察しました。

夜の水田やため池の岸辺を探すと、水草の上で休むゲンゴロウ、ガムシといった水生コウチュウ類やオオコオイムシ、様々なカエルが見つかります。日中と違いほとんど動かないので、子供たちは素手で水辺の生き物たちを採集しました。岸辺の植物上にはクロスジギンヤンマやコサナエの羽化殻も見つかり、寒いながらも初夏の訪れを実感できました。
 

田植え前の水田ではシュレーゲルアオガエルやアマガエル等が見つかりました。カエルの大合唱が繰り返し響いており、恋の季節を感じさせてくれました。
泥の中をよく見ると、無数のヒルも!!多くは人間から吸血せず、水生昆虫の幼虫やミミズを捕食するイシビル科のヒルでした。

イベントの最後は夜行性の昆虫を集めて観察できるライトトラップ。まだカブトムシやカミキリムシといった夜行性のコウチュウ類には早い時期ですが、ガの仲間が光に集まる様子が観察できました。いわゆる「春の三大蛾」の一角であるエゾヨツメも観察でき、この時期ならではの夜の里山を体験できるイベントとなりました。

夜の里山探検は8月と9月にも開催予定です。春とは異なる夜の里山を観察できますので、ぜひご参加ください。

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