カタチの不思議を学ぼう!夏期企画展「生き物デザイン学校」開催中

7月13日(土)からキョロロの夏期新企画展「生き物デザイン学校」が開始しました。
本企画展のテーマは様々な動植物のもつカタチとそのデザイン。生き物が何故そのカタチをしているのか?そのカタチにどんな役割があるのかをパネルや標本、生体、クイズなどを通して学ぶことができます。


展示しているカタチは「支える」、「食べる」、「飛ぶ」、「探す」、「欺く」、「愛」の6つのカテゴリーに分けて紹介しています。支えるカタチでは骨などの動植物の支持構造を、食べるカタチでは歯やアゴの機能や多様性を、飛ぶカタチでは空中を移動する動植物とその仕組みを、探すカタチでは眼や匂いを感じる様々な感覚器を、欺くカタチでは他者を出し抜く動植物の生存戦略を、そして愛のカタチでは繁殖のためのパートナーを惹きつけ勝ち取る方法を解説しています。どれも今日の動植物が多様化に大きな役割を果たしてきたカタチです。

今回はデザインがテーマということで、企画展のオープニングでは普段は展示していないキョロロ収蔵の志賀夘助チョウコレクションから眼を惹く美しく奇妙なデザインのチョウたちの標本を展示しています。他にもカモシカの全身骨格や様々な世界のクワガタ・カブトムシの標本、地域の方から提供いただいたシカの頭部剥製、新潟県では絶滅したと考えられているタガメの生体も展示しています。


キョロロらしく標本や生体だけでなくハンズオンでも企画展を楽しむことができます。今回の企画展は特にハンズオン多め。実際に触って組み合わせてみる背骨の標本や顕微鏡で拡大表示する昆虫のアゴ標本、綿毛の種の落下速度を図る実験などなど、様々な視点から生き物のカタチを知ることができます。

2016年の企画展に登場した、アゴが動くバッタの巨大頭部模型も再登場!アゴの動きを確かめながらバッタに食べられる体験もできますよ!!

十日町市博物館とキョロロのコラボレーションで実現した、十日町市内で発見されたメガロドン(サメの一種)とトロゴンテリゾウ(マンモスの一種)の歯化石も本企画展で展示中です。

他にも様々な野鳥や昆虫の鳴き声の動画やクイズ、挑戦すればより企画展を楽しめるワークシートなども用意してあります。見て、聴いて、楽しんで生き物のカタチのデザインの不思議を学んでみてください。

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