<ブナ爺に会いに>スノーシューでブナの巨木に会いに行く2025開催
木曜日, 3月 6th, 20253月2日(日)に「スノーシューでブナの巨木に会いに行く」を開催しました。
里山にあるブナ林は薪炭林利用の中で成立した二次林がほとんどですが、中には原生林にあるような大きく成長したブナを見ることができます。
積雪期にしか近寄れない場所にあるため、スノーシューを履いて雪いっぱいの森に足を踏み入れました。
道中、動物の足跡・糞、植物の冬芽、カラ類の混群など、冬ならではの自然観察を楽しみながら向かいました。
▲自然観察を楽しみながら
途中までは平たんなルートを歩き、近くなったところで緩やかな斜面を登り、尾根を歩きます。
雪がない時期は低木が生い茂り歩くことは容易ではありませんが、どこもかしこも積雪3m以上。
積雪期ならではの特別なルートです。
▲積雪期ならではのルートを歩きます。
カラフルなブナの地衣類の模様もじっくり観察しました。
地面から3m以上の高さの地衣類を観察できるのも、この季節ならではです!
到着です!
がんばって登った尾根から少し下ったところに、大きなブナが1本立っていました。幹の周囲長は300cm以上。
周辺にはブナの二次林やスギの植林、林道も近い場所にありますが、生える場所は傾斜がきついため、おそらく伐り残されたのではないかと考えられます。
参加者から「ブナ爺」という声が自然と出てくるくらい、ダイナミックな枝ぶりと古老感がある大きなブナです。
▲ブナ爺と命名!
▲前日の下見の際は青空が出ていました
美人林のような細く密度の高いブナの林とは対照的に、枝ぶりも豪快!大迫力です!
数百年にわたり、里山の移り変わりを見てきたことでしょう。
里山の多様なブナの姿を見ることができました。