里山探検の研修会
日曜日, 12月 18th, 2016キョロロ付近の今朝7時ころの気象状況
天気曇り、気温1℃、降雪量5㎝、積雪深62㎝、風弱し
昨日まで荒れていた天気が回復し、キョロロ付近の雪景色が一層美しくなりました。
青空が広がってきたキョロロ付近
キョロロ学芸チームによる里山探検の研修会開催
今日は、学芸チームによる冬に備えた里山探検の研修会を行いました。
雪の上は真っ白で何もないように見えますが、実は様々な生き物や動物の痕跡など、この季節ならではのたくさんの発見があります。
雪虫の仲間などいろいろな生き物が観察できます。
スギの枯葉の下のクロユキノミの集団
ブナの幹で見つかったコシジマルトビムシ
雪原で見つかったその他の生き物
クモガタガガンボ
ガガンボダマシの仲間
ガの幼虫
雪に這いつくばって観察する富塚研究員
木の幹のコケ類に興味津々の斎藤研究員
木の幹の日当たり側と日陰側、木の幹の上部と下部などではコケの種類が違うのかな?
様々なコケ類が生えていました。
冬でも見事な姿をしているコケの仲間
枯れた枝には、ナメコ、ヒラタケ、キクラゲなど様々なキノコを見ることができました。
ナメコ
ヒラタケ
冬は木の幹の葉の跡すなわち葉痕の観察が楽しいことを小林研究員は紹介していました。
お猿さんの顏をしたネムノキの葉痕
ハリエンジュ(ニセアカシア)の葉痕は何に見えますか?
小林学芸員、富塚研究員、斎藤研究員の3人は、それぞれ専門の分野の情報を交換し合っていました。
冬の雪原には、動物の足跡も見ることができます。ウサギの足跡があちこちにあり、木の芽を食べた痕跡や糞がたくさん見られました。
冬の里山探検は、スノーシューを履いて雪原を歩き、冬の動植物の様子を観察します。日曜祝日の午後1時から2時30分までです。大勢の参加をお待ちしています。
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撮影日:2016年12月18日