Archive for 11月 17th, 2020

閉館時刻変更のお知らせ

火曜日, 11月 17th, 2020

【閉館時刻変更のお知らせ】
11月20日(金)から閉館時刻が通常より1時間早い16:00(最終入館は15:30)となります。
予めご了承ください。

<変更後の閉館時刻>16:00(最終入館は15:30)
<期間>2020年11月20日(金)~2021年2月21日(日)


ひっつき虫をひっつけよう!-探求型自然体験イベント「キョロロ生物部」-

火曜日, 11月 17th, 2020

探求型自然体験イベント「キョロロ生物部」の10月の回では、「集める」をテーマに里山のいろいろな自然環境でひっつき虫を集めることに挑戦しました。
ひっつき虫とは、動物の体に付着して広がる種子散布様式をもつ植物の種子(果実)のことで、種子の表面には特徴的な構造やネバネバの粘液をもち、動物の体や衣類に付きます。
今回は自分自身がタオルを体から垂らし動物になりきり、いろいろな里山の環境を歩きひっつき虫を集め、その特徴を探りました。

最初に何種類くらいのひっつき虫が集まりそうか予想し、
その後田んぼの周り、草原、森のふち、森の中に分かれてそれぞれ5分間歩き回りました。

タオルに付着したひっつき虫を一つ一つ取り外し、種類ごとに分類しその数を計測していきます。
どんなひっつき虫がついていたかな?


調べた結果、森の中で2種類、森のふちで4種類、草原で2種類、田んぼで3種類のひっつき虫を集めることができました。
ヌスビトハギやチカラシバ、チヂミザサ、イノコヅチなどのひっつき虫が見られ、130個以上のひっつき虫を根気強く数えてくれた子もいました。
まとめてみると、森でしか見られなかった種類や、共通して見られた種類があったりと、それぞれ特徴を考察しました。

さらにそれぞれのひっつき虫を顕微鏡で拡大し、どんな特徴があるのかを観察しました。
小さなとげがたくさんついていたり、とげに返しがついていたりと、なぜひっつき虫が付着するのかを確認しました。



次回は11月28日(土)で今年度の最終回となります。

<キョロロ生物部>
里山の生き物を「探究」するイベント『キョロロ生物部』。里山の生き物をテーマに、予想→調べる→結論という科学的な思考を毎回体験し、楽しく里山の生き物を調べます。科学の考え方を楽しく学ぶ体験を通じて、子どもたちの「探究する力」の育成を目指します。結論はみんな違ってみんな良し◎です。小学生以上を対象に、今年度は11月まで毎月第4土曜日に開催しています。生き物が好き、調べることが好き、地域の自然をもっと知りたい子どもたちのご参加をお待ちしています。今年度は新型コロナウイルス感染拡大防止の一環として、野外のみで実施しています。