本日、ギャラリートークとギフチョウ観察会を開催しました!

本日、特別企画イベントのギャラリートーク「ギフチョウ雪里の自然」とギフチョウ
観察会を行いました!
今回のイベントは絵本作家の舘野鴻(たてのひろし)さんの新作絵本「ぎふちょう」
の原画展開催を記念して行われました。
舘野さんに加えて、元キョロロ研究員のギフチョウ研究者、畑田彩さん(現 京都外
国語大学 准教授)のお二人からお話を伺いました。

【ギャラリートークで話をする舘野さん(左)と畑田さん(右)】

40名近い参加者となり、会場は大盛況!舘野さんの絵本原画に囲まれながら、
ギフチョウの不思議な生活史や雪里の自然との関わりを伺いました。
いまだに謎の多いギフチョウの生態。長年研究している畑田さんも、ギフチョウが
広い森の中のどこで蛹になっているのか解明できていないことや、その場所(蛹に
なるところ)を付きとめようと試行錯誤した舘野さんの苦労話など、昆虫好きの私
でも知らない話がどんどん出てきて、驚きの連続でした。
【ギャラリートーク会場の様子】

トークの後の質問タイムでは、参加者の方々からたくさん質問が飛び出しました。
ギフチョウにとても詳しい少年からの質問もあり、数が少なくなっているギフチョウ
ですが、彼らのような若い人たちがいてくれれば、ギフチョウの未来は明るいと感じ
ました。

【ギャラリートーク質問タイムの様子】

午後からは、舘野さん、畑田さんのお二人と実際にキョロロの森に入ってギフチョウ
の観察会を行いました。こちらも定員ぎりぎりの29名もの方々から参加頂きました。
【観察会でギフチョウの卵を探して回る参加者】

今日はあいにく朝から降った雨の影響か、成虫の飛ぶ姿は見られません…残念。
しかし、ギフチョウの食草であるコシノカンアオイに産みつけられた卵をたくさん観察
することができました!
【コシノカンアオイの葉の裏に産みつけられたギフチョウの卵】

今回の観察会はギフチョウの観察だけにとどまらないことも魅力の一つ。ギフチョウ
に負けじと活動を始めたオサムシや、ギフチョウも吸蜜にくるショウジョウバカマや
スミレなどの花々を、舘野さんと畑田さんの解説を受けながら観察して回りました。
【舘野さんの解説を聞く参加者】


【畑田さんの解説を聞く参加者】

ギフチョウの成虫は見れなかったものの、彼女たちを取り巻く雪里の美しい自然は
堪能していただけたと思います。
これからもギフチョウの舞うキョロロの森であり続けるよう頑張っていきたいと、気持
ちを新たにしました。
天気さえ良ければギフチョウの飛ぶ姿を見ることができるので、またキョロロに来て
いただけるとうれしいです。

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撮影日:2014年5月17日

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