野鳥こけしづくり体験

12月5日(日)に「野鳥こけしづくり」を開催しました。
「野鳥こけし」は松之山に飛来・生息する野鳥を中心に、地域の皆さんの内職として制作されてきた民芸品です。
これまで主に地域内向けの講習会が松之山自治振興会さん主催で開催されてきましたが、今回はじめてキョロロのイベントとして開催しました。
野鳥の宝庫松之山ならではの野鳥こけし。生物多様性のめぐみを文化的側面から体験します!

今回作るのはアカショウビン。
「森の学校」キョロロの館名の由来にもなっているさえずりを持つ野鳥です。
予めご用意いただいたベースに、硬め・さらさらに溶いた2種類の糊を筆で塗りながら、色をつけた綿を張り付けていきます。


硬めの糊をつけた下地に綿を貼り、さらさらの糊でならしていきます。
張る場所や張り方によって色の配置や模様が異なってくるので、個性が出ます!

腹のピンク、顔周辺の黄色、背中の水色、羽根の茶色など、重ねていくとだんだんとアカショウビンの姿ができてきます。
講師の皆さんから丁寧にご指導いただきました。


最後に目を貼り、その周りに糸をぐるりとまきます。
作業は楊枝の先端を使って行いました。

完成です!
配色や目の位置で表情が違いますね。
個性豊かなアカショウビンがたくさん誕生しました!

野鳥こけしは自然豊かな松之山ならではの民芸品です。
野鳥こけしにはたくさんの種類があり、種類ごとに制作方法は異なります。
「この鳥のこの部分が難しい」など、講師の皆さんは鳥ごとにある制作のコツをお話しされていました。
現在この技の伝承を地域の皆さんが進めています。野鳥の宝庫ならでは伝承の技がキラリと光る体験となりました。

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