Archive for 1月, 2022

野鳥等の情報 オオワシ アカガシラサギ 十日町市内で確認

月曜日, 1月 24th, 2022

オオワシが十日町市内で撮影され、40数年ぶりに市内での確認ができました。

令和4年1月16日 十日町・姿橋で、上流に向かうオオワシが市内在住の野鳥写真家村山順三さんにより撮影されました。本人のご了解を得て紹介いたします。なお、この内容は令和4年1月22日発行の妻有新聞に大きく紹介されました。

オオワシ ロシア極東オホーツク海沿岸、カムチャッカ半島、サハリン北部で繁殖し、日本には北海道東部を中心に冬鳥として飛来し越冬します。国指定の天然記念物と環境省カテゴリーの絶滅危惧Ⅱ類に指定されています。

県内では福島潟や信濃川などで時々見られます。2018年12月には長岡の信濃川での記録があります。

村山順三さんが撮影したオオワシの雄姿

アカガシラサギが松代で確認される。

令和3年5月6日 十日町市松代地区渋海川沿いでアカガシラサギ夏羽の1羽が、市内在住の渡辺柊平さんのカメラでとらえられました。

新潟県では希な旅鳥として4月から8月と、10月から12月に各地で観察記録があります。新潟県南西部では、長岡市信濃川(1987/6)、妙高市矢代川下流(2001/7/2)、上越市鵜ノ池(2006/6/20-7/31)、上越市大潟区(2011/11/14)などで確認されています。

東南アジア、中国南東部などで繁殖し、冬季になると中国、マレー半島、インドネシアなどで越冬します。

アカガシラサギ 渡辺撮影

定例探鳥会の報告の補足動画とイタチの写真 20220122撮影

スギの種?を食べるヤマガラ 村山撮影

ウルシの実を食べるアカゲラ 村山撮影

川面の雪面に餌を求めるセグロセキレイ 村山撮影

深い雪の中を歩く二ホンカモシカ 村山撮影

雪の下から現れたイタチ 渡辺撮影

 

1月の定例探鳥会の報告

日曜日, 1月 23rd, 2022

1月定例探鳥会

実施日 令和4年1月22日(土)午前8時30分から11時30分まで

参加者 大人10人、小学生2人

出現種 19種

コゲラ、アオゲラ、アカゲラ、カケス、ハシブトガラス、ヤマガラ、ヒガラ、シジュウカラ、ヒヨドリ、エナガ、キバシリ、カワガラス、マミチャジナイシロハツグミ、スズメ、セグロセキレイ、マヒワ、ウソ 青字は冬鳥

前日まで降雪が続き、今冬一番の大雪になり積雪も250㎝になりました。今日も気温-3℃ととても寒い朝を迎え、路面は凍結し、転倒の危険がありました。

それでも、今回の探鳥会では19種の野鳥を確認できました。中でも、ツグミの仲間のマミチャジナイを確認できたことは収穫でした。

さて、こんなに大雪になっても野鳥が見られるということは、食べ物があるからです。およそ食べものらしきものは見られない季節ですが、果たしてどんなものを食べているのでしょうか。

スギの梢に群れる小鳥の姿が見られました。ヒガラ、ヤマガラ、マヒワなどでした。どうやら、スギの実の中の種を食べているようです。翼のついた2ミリ程度の小さな種を、スギの実の中から掘り出して食べているようでした。

次に、ウルシの木に群れるツグミなどの仲間を見つけることができました。シロハラ、アカゲラ、アオゲラがウルシの実を啄んでいました。ウルシの実は、カラ類も喜んで食べるのですが今回はツグミなどの鳥が食べていました。

12月の探鳥会では、キハダやカキの実にツグミの仲間が集まっていましたが、それらの実は殆ど無くなっています。食べられる実はだんだん少なくなってきています。それでも野鳥は次の食べ物を探して、冬を乗り切るのでしょう。

その他に、イタチが地面からの雪の穴を出入りするところや、ニホンカモシカが深い雪をかき分けて木の芽を食べていたりするところも目撃できました。また、ウスタビガの繭に産み付けられていた卵や、ウサギやテンなどの足跡も観察できました。

トラツグミは、定例会後に観察されたものです。

いろいろな生き物が厳しい環境に生きるたくましさを見ることができた探鳥会でした。

観察できた野鳥や生き物たち

アオゲラ 森撮影

アカゲラ 森撮影

ウルシの実を食べるアカゲラ 村山撮影

カケス 森撮影

スギの実を食べるヤマガラ 森撮影

ヒガラ 森撮影

ヒガラ 村山撮影

シジュウカラ 森撮影

カワガラス 村山撮影

マミチャジナイ 村山撮影

マミチャジナイ 森撮影

シロハラ 村山撮影

セグロセキレイ 村山撮影

イタチが出入りした雪穴 直径6cmくらい 村山撮影

雪をこざくカモシカ 村山撮影

木の芽を食べるカモシカ 村山撮影

餌を探して忙しそうに動き回るリス 森撮影

ウスタビガの繭と卵 村山撮影

探鳥会後に観察されたトラツグミ 森撮影

スノーシューで満月のブナ林探検のご案内

水曜日, 1月 19th, 2022

\満月のブナ林を散策しよう!/

静まり返った夜のブナの森、雪面に伸びるブナの月影、満月に照らされる幻想的な明るいブナ林をスノーシューを履いて散策します。

普段はなかなか体験できない夜のブナ林での特別なひと時を過ごしませんか?
催行は天気次第(悪天候の場合は中止となります)。満月がきれいに見える夜となることを祈っています。

【日時】2022年2月16日(水)19:00~20:00 ※月の出の関係で満月前日となります。
【定員】20名(予約制)
【体験料】1000円、小学生未満無料、友の会:高校生以上600円、小中学生500円
【集合】「森の学校」キョロロ
【装備】防寒対策、雪の上で活動できる服装や足回りをご準備いただきお集まりください。スノーシューはご用意いたします。
※悪天候等により月が見えない場合は中止します。催行中止の場合は当日ご連絡いたします。

※本イベントは美人林の夜間利用について地権者の方から許可をいただき、地形や散策に適したエリアを熟知したスタッフが同行し、参加者の安全管理を行いながら開催いたします。現在池は雪で覆われており、特に夜間は地形の視認性が低下します。夜間の散策には危険が伴いますので、一般の皆様のご利用はお控えください。