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1月の定例探鳥会の報告

日曜日, 1月 23rd, 2022

1月定例探鳥会

実施日 令和4年1月22日(土)午前8時30分から11時30分まで

参加者 大人10人、小学生2人

出現種 19種

コゲラ、アオゲラ、アカゲラ、カケス、ハシブトガラス、ヤマガラ、ヒガラ、シジュウカラ、ヒヨドリ、エナガ、キバシリ、カワガラス、マミチャジナイシロハツグミ、スズメ、セグロセキレイ、マヒワ、ウソ 青字は冬鳥

前日まで降雪が続き、今冬一番の大雪になり積雪も250㎝になりました。今日も気温-3℃ととても寒い朝を迎え、路面は凍結し、転倒の危険がありました。

それでも、今回の探鳥会では19種の野鳥を確認できました。中でも、ツグミの仲間のマミチャジナイを確認できたことは収穫でした。

さて、こんなに大雪になっても野鳥が見られるということは、食べ物があるからです。およそ食べものらしきものは見られない季節ですが、果たしてどんなものを食べているのでしょうか。

スギの梢に群れる小鳥の姿が見られました。ヒガラ、ヤマガラ、マヒワなどでした。どうやら、スギの実の中の種を食べているようです。翼のついた2ミリ程度の小さな種を、スギの実の中から掘り出して食べているようでした。

次に、ウルシの木に群れるツグミなどの仲間を見つけることができました。シロハラ、アカゲラ、アオゲラがウルシの実を啄んでいました。ウルシの実は、カラ類も喜んで食べるのですが今回はツグミなどの鳥が食べていました。

12月の探鳥会では、キハダやカキの実にツグミの仲間が集まっていましたが、それらの実は殆ど無くなっています。食べられる実はだんだん少なくなってきています。それでも野鳥は次の食べ物を探して、冬を乗り切るのでしょう。

その他に、イタチが地面からの雪の穴を出入りするところや、ニホンカモシカが深い雪をかき分けて木の芽を食べていたりするところも目撃できました。また、ウスタビガの繭に産み付けられていた卵や、ウサギやテンなどの足跡も観察できました。

トラツグミは、定例会後に観察されたものです。

いろいろな生き物が厳しい環境に生きるたくましさを見ることができた探鳥会でした。

観察できた野鳥や生き物たち

アオゲラ 森撮影

アカゲラ 森撮影

ウルシの実を食べるアカゲラ 村山撮影

カケス 森撮影

スギの実を食べるヤマガラ 森撮影

ヒガラ 森撮影

ヒガラ 村山撮影

シジュウカラ 森撮影

カワガラス 村山撮影

マミチャジナイ 村山撮影

マミチャジナイ 森撮影

シロハラ 村山撮影

セグロセキレイ 村山撮影

イタチが出入りした雪穴 直径6cmくらい 村山撮影

雪をこざくカモシカ 村山撮影

木の芽を食べるカモシカ 村山撮影

餌を探して忙しそうに動き回るリス 森撮影

ウスタビガの繭と卵 村山撮影

探鳥会後に観察されたトラツグミ 森撮影