Archive for 5月 24th, 2023

定例探鳥会と第67回松之山探鳥会、野鳥集会のご案内

水曜日, 5月 24th, 2023

5月の定例探鳥会と第67回松之山探鳥会、野鳥集会のご案内

<5月の定例探鳥会>
松之山野鳥愛護会と「森の学校」キョロロの市民協働調査でもある5月の定例探鳥会をご案内します。

【日 時】令和5年5月27日(土)午前4時30分〜7時30分
【集合地】「森の学校」キョロロ駐車場
【日 程】午前4時30分 探鳥会開始
               探鳥会に続いて、鳥合わせ・情報交換
     7時30分 終了予定

アカショウビンの声が雪里に響き渡る好季節を迎えています。探鳥会には絶好の季節となっています。

近くにアオサギのコロニーが出来ていてにぎやかです。 撮影村山

アオサギの手前にオシドリのつがいが泳いでいます。

<野鳥集会>
【日時】令和5年5月27日(土)午後7時から9時まで
会場】松之山温泉 鷹の湯2階

野鳥集会次第
〇開会の挨拶
 ・松之山野鳥愛護会
 ・十日町地域振興局健康福祉部
 ・十日町市役所松之山支所地域振興課

〇発表 松之山野鳥愛護会会員による
 ・ブッポウソウの保護活動について
 ・アオサギのコロニーについて
 ・松之山の野鳥情報

〇講演「ゴイサギの若齢個体の繁殖について」
 講師 新潟県野鳥愛護会 渡辺央 様

※松之山野鳥愛護会機関誌「あかしょうびん」と「松之山探鳥のしおり」をプレゼントします。

<第67回松之山探鳥会>
【日時】令和5年5月28日(日)午前4時30分から7時30分まで
・集合 「森の学校」キョロロ駐車場       4:30
・開会の挨拶・講師挨拶・班編成         4:40
・探鳥に出発                     4:50
・駐車場へ戻る                 7:00
・班ごとの鳥合わせ、全体の鳥合わせ、講師講評  7:10
・閉会の挨拶、解散               7:30

〇講師 前新潟県野鳥愛護会会長渡辺央様
・高畑コース:渡辺央主任講師、村山祐一、加藤大智、山﨑美枝子、大平創
・越道川コース: 高橋良一、滝澤正昭、富塚茂和
・須山コース:村山暁、樋口裕一、小林誠 

〇申し込み先 「森の学校」キョロロ 025-595-8311
〇その他 ・小雨決行(雨具を用意してください)
〇参加費:500円(中学生以下は無料、お持ちでない方は機関紙「あかしょうびん」と探鳥のしおりを贈呈)
 ※松之山野鳥愛護会会員で昨年度会費をお支払い(予定)の方は無料
〇主催・共催:
十日町地域振興局健康福祉部・十日町市・松之山野鳥愛護会

松之山の夏鳥の代表であるアカショウビンやブッポウソウも飛来しています。野鳥観察のルールを守っていただき観察を楽しんでください。

最近撮影された野鳥

オオアカゲラ 村山撮影

ハクセキレイ 村山撮影

ヤマガラ 村山撮影

アカゲラ 村山撮影

カルガモ 村山撮影

キセキレイ 村山撮影

ひなに餌を運ぶキセキレイ 村山撮影

5月の「こども探鳥会」の報告

水曜日, 5月 24th, 2023

5月13日に行われたこども野鳥の会の探鳥会の結果を報告します。

午前8時から9時30分

天気:晴れ

参加者 大人16人、小学生16人、幼児1人

 好天に恵まれたこども探鳥会は、野鳥だけでなくカエルやヘビや虫などたくさんの生き物観察会となりました。

 まつのやま学園のグランドにはコチドリが観察でき、産卵場所を探しているようでした。夏鳥のサンショウクイ、ノジコ、オオルリ、サシバ、ツツドリ、キビタキの声を聴きながらの探鳥会は楽しかったです。

 用水池の淵では、地元の農家さんがカルガモの巣を見つけ案内してくださいました。10個の卵を確認できました。

 ドドドドっというヤマドリの羽打ちも聞くことができました。オスが羽を打つ音で、母衣打ち(ほろうち)、ドラミングとも言います。

 観察路で見つかったヒミズの死骸にはみんな興味津々でした。

 途中で大きなシマヘビが現れ、みんなが体に障っていました。

 また、田んぼの稲株にシュレーゲルアオガエルの卵塊も見られ、こどもたちは目を輝かせていました。

 29種もの野鳥を確認できた意義あるこども探鳥会でした。

確認できた鳥 29種

 ヤマドリ、カルガモ、キジバト、アオサギ、ツツドリ、コチドリ、サシバ、カワセミ、アオゲラ、サンショウクイ、カケス、ハシボソガラス、ハシブトガラス、ヤマガラ、シジュウカラ、ツバメ、ヒヨドリ、ウグイス、メジロ、ムクドリ、キビタキ、オオルリ、ニュウナイスズメ、スズメ、ハクセキレイ、カワラヒワ、イカル、ホオジロ、ノジコ

当日の写真から

サシバ 髙橋撮影

コチドリ 髙橋(小4)撮影

ノジコ 村山撮影

カルガモの卵 髙橋(小4)撮影

ヒミズの死骸 村山撮影

シマヘビを触る子供たち 斎藤撮影

シュレーゲルアオガエルの卵塊 村山撮影

観察会の様子 斎藤撮影

最後の鳥合わせ 斎藤撮影

 

 

【森のめぐみを暮らしの中に】間伐&スウェーデントーチ・カトラリーづくり:里山の生き物サポーターズ②

水曜日, 5月 24th, 2023

「里山の生き物サポーターズ」は里山管理活動と連動した市民参加型生物多様性保全活動です。里山の田んぼ、ため池、森、草地をフィールドにした里山管理活動を通して、みんなで楽しく生き物が暮らしやすい環境の創出や維持を目指しています。
5月は「間伐&スウェーデントーチ・カトラリーづくり」をテーマに、スギや低木の間伐を行い森を明るくすることと、間伐木をスウェーデントーチやカトラリーに加工することにチャレンジしました。
スウェーデントーチ(焚火用に切れ込みを入れた丸太)は近年キャンプなどでのアウトドアアイテムとして人気のある丸太型の焚火です。またカトラリーづくりでは、里山整備で伐った木々の枝を材料にした道具作り体験を通じて、自然のめぐみについて考えました。

まずはスギの木を1本伐倒しました。
伐倒したスギをノコギリを使って約40cm間隔で玉切りにしていきます。
直径15~20cm前後の太さですが、伐るのはなかなか大変です。
ノコギリの使い方なども学びながら、みなさん黙々と伐っていきます。


玉切りにした丸太は、太いところの年輪を数えると20年以上ありました。
20年以上、成長しながら二酸化炭素を吸収し、炭素を蓄積してきたということになります。
チェーンソーを使って十字の切れ込みを入れ、スウェーデントーチの完成です!

参加者それぞれ1本~お持ち帰りいただきました。乾燥後、アウトドアアイテムとしてぜひお楽しみください♪

続いては低木の間伐体験。ここでもノコギリを使って、低木を伐採していきます。
このような雑木林の低木伐採は燃料の確保のために行われてきた伝統的な里山管理で、松之山では「ボイ伐り」と呼ばれています。
燃料として森林資源をほとんど使わなくなった現在、キョロロの森の中には管理が停止した低木の群落が多く見られます。
間伐により林床の光環境が改善することで、林床を生息環境とする様々な植物の成長を促す効果もあります。


伐採した木々は積み上げ、昆虫の産卵床や隠れ家のための「昆虫ハウス」としました。

そして、それぞれお気に入りの枝を切り、そこを柄の部分としたカトラリーを作りました。クロモジのさわやかな香りも広がります。
太さ、形、色など世界に一つしかないオリジナルカトラリーです。


里山整備活動で生じた間伐材をぜひ暮らしの中で使ってみてください!