Archive for 6月, 2023

こども探鳥会の報告と6月の定例探鳥会

木曜日, 6月 22nd, 2023

6月のこども探鳥会の報告

令和5年6月10日(土)午前8時から9時30分

天気:晴れ 18℃

参加者 大人14人、小学生9人、幼児2人

良いお天気に恵まれ、しきりに囀るアカショウビンの声に、姿に出会える期待を膨らませながらの探鳥会でした。まつのやま学園から巳の下線を通るコースは人家と田んぼが広がる雪里です。

サシバが前方の杉の梢に止まったり、ホトトギスのけたたましい声を聴いたりしながら探鳥を進めました。

ウグイスの美しい囀りや、「谷渡り」という緊張や警戒を現す鳴き声をよく聞くことができました。

ニュウナイスズメの雄の頭の鮮やかな栗色はいつ見てもいいものですね。

雪里を主な生活域にしているノジコやブナの森から聞こえるキビタキの美しい鳴き声は松之山を象徴していました。

確認した野鳥は23種でした。

キジバト、アオサギ、トビ、サシバ、アオゲラ、ホトトギス、アカショウビン、サンショウクイ、ハシボソガラス、ハシブトガラス、シジュウカラ、ヒガラ、ツバメ、ヒヨドリ、ウグイス、ムクドリ、エナガ、キビタキ、ニュウナイスズメ、スズメ、キセキレイ、ホオジロ、ノジコ

当日撮影された野鳥と探鳥会の様子

サシバ 加藤撮影

ハシボソガラス 村山撮影

ムクドリ 村山撮影

ニュウナイスズメ 村山撮影

ホオジロ 村山撮影

ホオジロ 加藤撮影

ホオジロ 楓撮影

ノジコ 廣田撮影

ノジコ 村山撮影

ノジコ 村山撮影

こども探鳥会の様子 山﨑撮影

6月の定例探鳥会のご案内

松之山野鳥愛護会と「森の学校」キョロロの市民協働調査でもある6月の定例探鳥会をご案内します。

【日 時】令和5年6月24日(土)午前4時30分〜7時30分
【集合地】「森の学校」キョロロ駐車場
【日 程】午前4時30分 探鳥会開始
               探鳥会に続いて、鳥合わせ・情報交換
     7時30分 終了予定

最近の野鳥写真から

サシバ 樋口撮影

カッコウ 樋口撮影

ツバメ 村山撮影
我が家のツバメの巣です。巣の中にひなの頭と黄色いくちばしが見えています。ピントがずれていました。

【テレビ放映】本日6/19(月)UX新潟テレビ21にて友の会活動「定例ザリガニ捕獲作戦」など紹介

月曜日, 6月 19th, 2023

本日6月19日(月)UX新潟テレビ21 スーパーJにいがた(県内ニュース、18:15~)にて、キョロロ友の会主催の活動「定例ザリガニ捕獲作戦」「とおかまちザリガニ捜索隊」や、実際の棚田にてザリガニによる被害(あぜの穴)が発生していることなどについて紹介されます。
県内の皆さま、ぜひご覧ください。

【友の会主催】とおかまちザリガニ捜索隊【こしじ水と緑の会助成】
http://www.matsunoyama.com/kyororo/blog/?p=10392

【友の会主催】第1回定例ザリガニ捕獲作戦【こしじ水と緑の会助成】
http://www.matsunoyama.com/kyororo/blog/?p=10321

UX新潟れテレビ21 スーパーJにいがた
https://www.uxtv.jp/programs/super_j/




【いきものいっぱいの田んぼ】田の草とり&田んぼの生き物調査隊

日曜日, 6月 18th, 2023

キョロロのお米作りイベントの一つ「田の草とり」を開催しました。今から2週間前に田植えを行いましたが、田んぼには草が芽生えはじめ繁茂しつつあります。
写真の稲と稲の間にヒエなどの植物が生えてきているのがわかるでしょうか。稲を元気に大きく育てるために、これら田んぼの草をとることも必要です。
お米づくりで一番大変な作業といわれている「田の草とり」。とても大変な作業ですが、おいしいお米のためです。


作業を始める前に、館長から次のような説明がありました。
・現代の米づくりは農薬を使うが、キョロロでは農薬を使わずに手作業で田の草をとっていること。
・昔の米づくりでは、田の草とりをシーズンに3回ほど行っていたこと。

・また、田んぼのなかを歩いて攪拌すると、泥の中に入り込んでいるガスが抜けて、稲の生育に良い状態になること。

雑草を泥の中に押し込むだけでも効果があることや、手押しの除草機の使い方もレクチャーしてもらい、田の草とりがスタートしました。
素手で田の草をとるだけでなく、除草機にもチャレンジ。除草機を稲と稲の間に転がしていきますが、ちょっとコツがいります。なかなか館長のお手本ようにはうまくいきません。それでもみなさんには、一生懸命に田の草をとっていただきました!


田の草とりの後は、田んぼの生き物を調べました。今度は網とかごをもって、田んぼの中にどんな生き物がいるのかを調べます。
田んぼのなかを歩きながら、目をこらして探します。みんなが歩くと泥で水が濁りますが、そのなかで動いているものを見つけて網ですくい上げます。
果たしてどんな生き物がいたのでしょうか。
「オタマジャクシがいる!」「ヤゴがいた!」いろんな声が飛び交います。


集めた生き物は、白いバットに集めて観察します。それぞれの種類について研究員から解説があり、見つけた生き物をリストアップして生き物たちの関係も考えます。
田んぼに暮らしている生き物たちも、食べたり食べられたりして過ごしています。田んぼという私たちがつくり出した環境にもたくさんの生き物がいて、それらが繋がって里山の自然ができていることを学ぶことができました。


暑い中、多くのみなさんに田の草とりを頑張っていただきました。草もたくさん生えますが、そのほかにも様々な生き物がすんでいる田んぼです。きっとおいしいお米になるでしょう。
次回の米づくりイベントは、秋に予定されている稲刈りです。みんなで育てた稲を刈って、はすがけを行います。みなさんのご参加、お待ちしております!