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【いきものいっぱいの田んぼ】田の草とり&田んぼの生き物調査隊

日曜日, 6月 18th, 2023

キョロロのお米作りイベントの一つ「田の草とり」を開催しました。今から2週間前に田植えを行いましたが、田んぼには草が芽生えはじめ繁茂しつつあります。
写真の稲と稲の間にヒエなどの植物が生えてきているのがわかるでしょうか。稲を元気に大きく育てるために、これら田んぼの草をとることも必要です。
お米づくりで一番大変な作業といわれている「田の草とり」。とても大変な作業ですが、おいしいお米のためです。


作業を始める前に、館長から次のような説明がありました。
・現代の米づくりは農薬を使うが、キョロロでは農薬を使わずに手作業で田の草をとっていること。
・昔の米づくりでは、田の草とりをシーズンに3回ほど行っていたこと。

・また、田んぼのなかを歩いて攪拌すると、泥の中に入り込んでいるガスが抜けて、稲の生育に良い状態になること。

雑草を泥の中に押し込むだけでも効果があることや、手押しの除草機の使い方もレクチャーしてもらい、田の草とりがスタートしました。
素手で田の草をとるだけでなく、除草機にもチャレンジ。除草機を稲と稲の間に転がしていきますが、ちょっとコツがいります。なかなか館長のお手本ようにはうまくいきません。それでもみなさんには、一生懸命に田の草をとっていただきました!


田の草とりの後は、田んぼの生き物を調べました。今度は網とかごをもって、田んぼの中にどんな生き物がいるのかを調べます。
田んぼのなかを歩きながら、目をこらして探します。みんなが歩くと泥で水が濁りますが、そのなかで動いているものを見つけて網ですくい上げます。
果たしてどんな生き物がいたのでしょうか。
「オタマジャクシがいる!」「ヤゴがいた!」いろんな声が飛び交います。


集めた生き物は、白いバットに集めて観察します。それぞれの種類について研究員から解説があり、見つけた生き物をリストアップして生き物たちの関係も考えます。
田んぼに暮らしている生き物たちも、食べたり食べられたりして過ごしています。田んぼという私たちがつくり出した環境にもたくさんの生き物がいて、それらが繋がって里山の自然ができていることを学ぶことができました。


暑い中、多くのみなさんに田の草とりを頑張っていただきました。草もたくさん生えますが、そのほかにも様々な生き物がすんでいる田んぼです。きっとおいしいお米になるでしょう。
次回の米づくりイベントは、秋に予定されている稲刈りです。みんなで育てた稲を刈って、はすがけを行います。みなさんのご参加、お待ちしております!

キョロロの午後のおすすめスポット

日曜日, 6月 18th, 2023

晴れた日、午後になるとキョロロ裏側の耐候性鋼板の壁面が木々の影のキャンパスになります。
建築と自然がコラボする、刻々と変化する数時間だけの一期一会の光景です。
キョロロの裏側にも、せひ足を延ばしてみてください♪