Archive for 9月, 2013

タゴガエル探し

木曜日, 9月 26th, 2013

館内の人気コーナー「森の水族館」では、松之山に生息する全種類のカエルを生態展示しています。
しばらく前から、山地の渓流沿いに棲む「タゴガエル」が不在になっていたので、昨日タゴガエルを探しに行ってきました。

声は聞こえどなかなか姿を見ることができないこのカエル、はたして見つけることは出来たのでしょうか?

標高900mほどの山の中。
雪解けが遅いせいか、ため池の中にはまだオタマジャクシやサンショウウオの幼生の姿がたくさん。

タゴガエルが生息していそうな小さな沢を登りながら、小石や枝をかき分けながら探していきます。
すると・・・

いました!タゴガエルです。
キョロロ周辺でもよく見られるヤマアカガエルやニホンアカガエルと同じアカガエルの仲間ですが、ずんぐりした体形で、のどに暗色の斑紋があるのが特徴のカエルです。伏流水の中で産卵するという珍しい特徴を持っています。

カエルがたくさん生息する松之山でも、稀にしか見られないカエルです。
タゴガエルが生育できる環境が、いつまでも残ってほしいですね。

タゴガエルを探していると、渓流の石の下にトビケラの卵?と思われる物体が隠れていました。

また周辺にはダイモンジソウの花が花盛りでした。

こちらはキバナアキギリ。
季節は秋の花へと移り変わっていっています。

タゴガエルは近日中に展示開始予定です!

学校のビオトープ作りの学習に来館

金曜日, 9月 20th, 2013

新潟市立沼垂小学校の6年生の皆さんが、学校の中庭に作るビオトープのイメージ作りのためにキョロロを訪れた。田舎体験の3日目、ビオトープを作るためにキョロロで自然の中に再生したビオトープを見学した。

キョロロ前に集まる児童

志賀夘助世界の蝶を見学する

棚田の主役、蛙を観察する

スコープ作品による、昆虫の等身大写真を見る。

興味深そうに画面に見入る。

十日町が産んだ昆虫博士樋熊清治さんの昆虫標本に見入る。

クワガタ・カブトムシとハナムグリの飛び方の違いを学習する。

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撮影日:2013年9月20日

市民協働アリ調査 in 黒倉・十文字公園

日曜日, 9月 15th, 2013

今月のアリ調査は、キョロロから車で15分くらいのところにある、黒倉の十文字公園で行いました。たくさんの庚申石塔がきれいに並べられた静かな公園です。

いつものように吸虫管を使ってアリを探していると、ショウリョウバッタやエンマコオロギ、アマガエルなど、色々な生き物が跳びはねていました。

調査後は、キョロロに戻って採集したアリの観察です。

大きさや色、形などの特徴から、似た者同士をグループ分けした後、顕微鏡で観察したり、名前を調べたりしました。

その結果、今回採集されたアリの種数は13種類!

たった30分採集しただけで想像以上に色々なアリが採れていたことに、多くの参加者から驚きの声があがっていました。

次回のアリ調査は10/12(土)に予定されています。参加すると、どこにでもいるありんこ達を違った目で見ることができるようになりますよ!
ぜひ一度、参加して見てくださいね♪
 

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撮影日:2013年9月14日