Archive for 4月, 2023

【市民協働調査】川虫しらべ【中沢川】

土曜日, 4月 22nd, 2023

本日は2023年度最初の川虫しらべでした。
昨年度はキョロロの森のなかを流れる小坪野沢で調査を行いましたが、今年度は色々な河川・場所に行ってみたいと思います。

初回は、松之山の兎口~光間を流れて越道川に流れ込む「中沢川」で調査を行いました。
この日の水温は11℃くらいで、風もひんやりとしていましたが、定員10名の方々は濡れながらも、たくさん生き物を採集してくれました!

網で川虫を捕まえ、ピンセットで優しくつまんで、白いバットのなかに集めました。
白いバットに入れると生き物のカタチや動きがよく見えるので、観察にも適しています。

様々な昆虫やサワガニ、魚も捕れました。

中沢川では、合計42種の生き物が確認されました。
限られた範囲、限られた時間で、結構な種類が捕れたと思います。
また、現れた生き物のほとんどは、上流~中流の環境にすむ生き物で、「きれいな水」の水質指標になっているものが多く見られました。
ECやpHも測定していますが、総合的に見て、とてもきれい・健全な河川と言える結果でした。

次回(5/27 土)は「越道川」で調査したいと考えています。
思い切り調査・採集したい方は、ウェーダー/胴長ぐつがあると良いかと思います(普通の長靴はキョロロでも貸出しています)。

皆さんのご参加をお待ちしております!

【確認された生物】ウェストントビイロカゲロウ、トビイロカゲロウ属の一種、オオクママダラカゲロウ、クロマダラカゲロウ、フタマタマダラカゲロウ、フタスジモンカゲロウ、モンカゲロウ、マエグロヒメフタオカゲロウ、ヒメフタオカゲロウ、シロハラコカゲロウ、M1コカゲロウ、ミヤマタニガワカゲロウ属の一種、キブネタニガワカゲロウ、タニヒラタカゲロウ、チラカゲロウ、ニホンカワトンボ、ホンサナエ、コシボソヤンマ、オニヤンマ、オナシカワゲラ属の一種、モンカワゲラ、カミムラカワゲラ、フタツメカワゲラ属の一種、オオヤマカワゲラ、クサカワゲラ属の一種、ヒロバネアミメカワゲラ、ヘビトンボ、マルガムシ、ヒラタドロムシ科の一種(未同定)、シロズシマトビケラ、ウルマーシマトビケラ、ナミコガタシマトビケラ、クレメンスナガレトビケラ、カクツツトビケラ属の一種、ヤマガタトビイロトビケラ、クロヒメガガンボ属の一種、ガガンボ属の一種、ハマダラナガレアブ、サワガニ、カワニナ、ナミウズムシ、アブラハヤ

【友の会主催】第1回定例ザリガニ捕獲作戦【こしじ水と緑の会助成】

土曜日, 4月 22nd, 2023

今年の毎週土曜日は、定例ザリガニ捕獲作戦の日です。
キョロロ友の会主催の調査イベントで、キョロロ周辺で増えているアメリカザリガニの影響を調べます。
「こしじ水と緑の会」の助成をうけて実施しており、今日はその第1回目でした。

池の中に設置した罠(エサ入り)を回収し、ザリガニを捕まえます。

さて、罠のなかにはザリガニが入っているでしょうか?

第1回目からザリガニが捕まりました!
今年は雪解けが早く、水温もあがって、ザリガニの活動がすでに活発になっているようです。

罠の中には、ザリガニ以外の生き物も!
ザリガニ以外の生き物は、観察したら逃がします。
また、次回のために、罠はエサを追加・再設置しています。


罠に入ったザリガニを集めたら、オス・メスを調べて、それぞれ数をかぞえます。
さて、今回はどのくらい捕れたかな?

第1回目の結果は、
オス 40匹 →21匹(4/23修正)
メス 7匹 →17匹(4/23修正)
合計 48匹 でした。

このまま調査を続け、キョロロ周辺のザリガニがどのような動態を示すのか、調べたいと思います。

定例ザリガニ捕獲作戦は、毎週土曜日に開催しています。
次回は4/29(土・祝)です。
皆さんのお力添え・ご協力、どうぞよろしくお願いいたします!

いろんな生き物が集まってきた!水辺ビオトープづくり:里山の生き物サポーターズ①

木曜日, 4月 20th, 2023

\いろんな生き物が集まってきました!/
「里山の生き物サポーターズ」は里山管理活動と連動した市民参加型生物多様性保全活動です。里山の田んぼ、ため池、森、草地をフィールドにした里山管理活動を通して、みんなで楽しく生き物が暮らしやすい環境の創出や維持を目指しています。4月は昨年みんなで作った水辺ビオトープを拡張します。アカガエルの産卵も
確認できました(2023/4/4)!
【テーマ】水辺ビオトープづくり
昨年作成したビオトープを拡張し、流水&止水環境を含んだ水辺ビオトープを作ります。
【日時】2022年4月23日(日)13:30~15:30
【参加費】無料
【定員】20名(事前予約制)

<里山の生き物サポーターズ>
キョロロでは里山管理活動と連動した市民参加型の生物多様性保全活動「里山の生き物サポーターズ」を実施しています。木を伐る、草を刈る、水環境を管理するといった伝統的な里山管理が、多くの生物の生息環境の創出や維持につながることに注目し、「里山の生物多様性の保全」という目標を共有し、自然のめぐみも楽しみながら里山管理活動を参加者の皆さんと実践するものです。
近年、国連が掲げる「SDGs(持続可能な開発目標)」の達成に向けて、私たちの生存の基本である衣食住を担う「生態系サービス(生態系からの恵み)」の持続可能性が、重要なテーマとして認識されています。人間活動の影響を受けて持続的に維持されてきた里山は、持続可能な社会形成に向けた環境-人間のつながりを考える上で、実践的な学びや行動の舞台として適した場所の一つだと私たちは考えます。「里山の生き物サポーターズ」は、里山の生物多様性の保全を目的に誰もが参加できるボランティア参加型のイベントです。里山に関わる一人一人の行動が、里山の持続的な暮らしと生物多様性のつながりの実感に結び付き、里山の生物多様性の保全やその達成に向けた教育資源となることを期待しています。