【ハチの巣はなぜ正六角形?】まつのやま学園自然科学部

\ハチの巣はなぜ正六角形?/
キョロロではまつのやま学園と連携し、キョロロを舞台に自然科学部の活動を展開しています。
週3回放課後の1時間、里山の自然を自然科学の視点で探究し楽しんでいます!
10/24の活動では、キイロスズメバチの巣を分解し、「育房(幼虫の部屋)数はいくつか?」「なぜ部屋は正六角形なのか?」をみんなで考えました。
キイロスズメバチの巣を持ち上げてみると、大きさの割に「軽い!」という感想がたくさんでました。中はどうなっているのでしょか?
のこぎりを使って、巣を二つに割るところからスタート。刃先の感触から、柔らかい部分と硬い部分があることがわかります。

きれいに二つに分かれた巣の断面を観察すると、7層の巣盤が確認されました。
各巣盤がどのようにつながっているのか?

幼虫が入っていた部屋「育房」は、上向き・下向き?
働きバチはどこで活動しているのか?
巣の断面を見ながら、いろいろな疑問がわいてきます。

いくつの育房(幼虫の部屋)があるのかカウントスタート!
図鑑には4000~14000個との記載もありましたが、この巣にはいったいいくつあるのでしょうか?
もくもくとカウントしました!


結果は4112個!
この部屋は再利用されるのかな?そんな疑問には、キョロロの研究員から解説もありました。

育房は「正六角形」をしています。
「どうして六角形なんだろう?」という問いには、先生にもサポートしていただきながら、算数・数学の視点から形のしくみを考えました。
隙間なく配置できる形は、正三角形、正四角形、正六角形しかないこと。育房に入っている幼虫の断面の形は円に近いこと。などから、議論しました。
巣盤を側面からつぶそうとしたときに、なかなか難しかったことから、正六角形でできた巣の強度について考えていた中学生もいました。

身近な自然の中に、美しく合理的な構造が隠れていることを体験的に学ぶ時間となりました。

—-まつのやま学園「雪里留学」—–
キョロロの近くにある小中一貫まつのやま学園では、里山の豊かな教育資源を活用した自然体験や生活体験に根ざした、特色ある学習活動や教育活動を展開しています。子どもたちの「豊かに生きる力」を育むことを目指した学区外・区域外からの就学制度「雪里留学」をスタートし、雪里留学生として児童・生徒を広く募集・受け入れています。1週間程度のお試し就学も出来るので、自然環境を活かしたカリキュラムを体験することもできます。キョロロでは理科や総合的な学習の時間、緑の少年団活動、自然科学部や探鳥会の活動などの教育活動を連携して展開しています。

10月のこども探鳥会の報告と定例探鳥会のご案内

10月のこども探鳥会の報告

2025年10月11日(土) 8:00~9:30、天候:曇り、開始時気温14℃、参加者数 子ども8人、大人8人

まつのやま学園から巳之下線にかけて探鳥を行いました。グラウンドの桜の木にアカゲラのオスとメスが飛来していました。その後、オオアカゲラのオスもやって来ました。巳之下線では、カケスが4羽で飛ぶ姿を見ました。時節柄、野の鳥の確認種数は少なかったです。

確認種11種 キジバト、アオサギ、コゲラ、オオアカゲラ、アカゲラ、アオゲラ、カケス、ハシボソガラス、ハシブトガラス、ヒヨドリ、ハクセキレイ

当日の様子


ハシボソガラス


アオサギ


キジバト


グラウンドからの観察


プロミナーで観察する参加者

10月の定例探鳥会のご案内

松之山野鳥愛護会と「森の学校」キョロロが協働で開催する、松之山地域の野鳥相を調査する定例探鳥会を今年度も毎月第4土曜日に開催しています。
秋も深まってきました。漂鳥のノビタキや冬鳥のジョウビタキなどが見られるといいですね。さてどんな鳥に出会えるでしょうか。

【日 時】令和7年10月25日(土)午前6時から9時
【集合地】「森の学校」キョロロ駐車場
【日 程】6:00探鳥会開始
8:40鳥合わせ・情報交換
9:00 終了予定

最近撮影された野鳥


ノビタキ


ニュウナイスズメ


セグロセキレイ


セキレイの仲間のビンズイ

キョロロの森は開館時間の利用に限定されています。松之山野鳥愛護会またはキョロロが主催する探鳥会を除き、許可なく立ち入りはできません。地域内でも来訪者による野鳥観察が原因となって、地元とのトラブルが多発しています。また、最近では近隣でツキノワグマの目撃が複数回報告されています。野鳥の保護・保全と安全のため、掲示されている看板の内容に従っていただくとともに、ルール・マナーの順守徹底をお願いいたします。

秋冬企画展開幕「美人林ものがたり-里山の美しきブナの森の秘密-」

10月18日(土)から秋冬季企画展「美人林ものがたり-里山の美しきブナの森の秘密-」が開幕しました。
本企画展は平成29年秋冬季企画展がベースとなっているアンコール展で、紅葉や雪を楽しみに美人林を訪れる多くの方々に、美人林の魅力をより深く感じていただけるこの季節に合わせて毎年開催しています。
美人林の四季折々の美しさの背景を、雪国のブナの生態や里山の暮らしとの関係からひも解きます。
【会期】2025年10月18日(土)から2026年3月8日(日)

企画展の入り口付近には、2023年6月に伐採されたブナの切り株がお出迎えします。
年輪を数えてみたり、若い頃と最近の成長の違いを比べてみてください。

展示はパネルを中心に、写真や映像、ブナの森の生物の生体展示や標本で構成されています。
様々な美人林のものがたりにぜひ触れてください。

こちらはブナの種子と殻斗(かくと)です。

今年県内はブナの大凶作年のため野外で種子を見ることができませんが、
ブナの種子生産の豊凶はツキノワグマをはじめ森の生き物にも大きな影響をおよぼします。

こちらはブナの葉について紹介するコーナー。

お面をつけてブナの葉にぜひ変身してみてください!

美人林をはじめ低標高域のブナはカミキリムシの食害をよく受けています。
ブナの木を食べるカミキリムシの標本や穿孔の様子を紹介しています。

美人林の間伐材を使用したプルトーイ。ミュージアムショップでもお求めいただけます。

展示をご覧になった後は、ぜひブナの葉の用紙にあなたの美人林ものがたりを書いてみてください。
ご記入いただいた方は里山の生き物シールのガチャを回してGETできます。また、ご記入いただいた用紙は張り出して展示させていただきます。

秋の紅葉、冬のスノーシュー利用と合わせてご覧ください。
皆様のご来館をお待ちしています。