【プレスリリース】十日町市内で長らく記録が途絶えていたトンボ「カトリヤンマ」を 市内小学生が採集しました

十日町市では長らく記録が途絶えていたトンボの仲間「カトリヤンマ(Gynacantha japonica)」を、市内小学生が採集しました。

カトリヤンマ(Gynacantha japonica)はヤンマ科のトンボの一種で、全国的に非常に減少しているトンボです(新潟県では絶滅危惧Ⅱ類)。市内では1950年代には普通に見られたとの報告がありますが正確な記録はなく、現在はほぼ見ることのできなくなったトンボです。新潟県全体でも1991年以降30年以上にわたり正確な記録が途絶えており、近年になって村上市(2023年)で32年ぶりの記録が報告されたばかりです。今回、十日町市内において市内小学生がカトリヤンマを採集し、市内では少なく見積もっても33年ぶりの記録となりました。

採集者の小学生は、兄弟と共に地域内で様々な昆虫を採集しており、当該標本を含む昆虫標本が、令和7年度の郡市発明工夫模型展・生物標本展に出品されました。本標本は当初ギンヤンマと同定されていましたが、標本展に来場した方から誤同定の指摘があり、学芸員が再同定を行った結果、腹部第10節腹面に特徴的な長い突起が確認されたためカトリヤンマと同定しました。

採集記録および発見の経緯について、「森の学校」キョロロ研究報告第7巻(令和8年3月発刊予定)にて詳しく報告予定です!


▲採集個体の標本

【小正月の伝統行事体験】若木迎え・どんど焼き・花餅かざり(2026年)のご案内

\小正月の伝統行事体験イベント/

毎年恒例の小正月の伝統行事イベント「若木迎え・どんど焼き・花餅飾り」を2026年1月11日(日)に開催いたします。新年の恵みを祈り、家内安全・無病息災を祈る、雪里松之山の小正月の伝統行事です。「若木迎え」は一度地域で途絶えた小正月の伝統行事ですが、キョロロでイベントとして開催し、住民と参加者との交流を通して継承しているイベントです。今では市史、町史などでしか垣間見ることができないこの伝統行事、今年も皆様のご参加をお待ちしております!

【日時】2026年1月11日(日)10:00~12:30
【会場】若木迎え(キョロロの森)、どんど焼き(キョロロ駐車場)、花餅飾り(館内)
【参加費】500円、友の会会員:高校生以上200円、小中学生100円、未就学児無料。若木迎え・花餅飾りは別途入館料必要。どんど焼きの参加は無料・入館不要。
【定員】30名(若木迎え・花餅飾り)
【材料費】お持ち帰り用の花餅飾りの制作は300円。

▼2025年の様子
https://www.matsunoyama.com/kyororo/blog/?p=13415



▼2021年の様子はYoutubeの動画をご覧ください。

野鳥こけしづくり【サンコウチョウ】

12月6日(土)・7日(日)に「野鳥こけしづくり」を開催しました。

「野鳥こけし」は、地域の皆さんの冬の内職として制作されてきた民芸品で、松之山に飛来・生息する野鳥を中心に、全部で24種類のデザインがあるそうです。

今年は長い尾羽が特徴の「サンコウチョウ」に挑戦!

講師は福原なつき先生です。お土産屋さんを営むかたわら、野鳥こけしの技術を学び伝える活動をされています。

この状態からスタート!道具は筆、固のり、仕上げのり、水と、シンプルです。

真っ白のベースに、色のついた脱脂綿を張り付けていきます。

脱脂綿の染色や足のパーツなどの制作は分業されており、一つのこけしづくりに何人もの方が関わっているそうです。

途中、のりが乾くまでの待ち時間には、学芸員からサンコウチョウの生態や人との関わりについてのレクチャーを行いました

サンコウチョウの特徴的なアイラインは、水色の糸を目の周りに巻くことで表現します。つまようじを使った繊細な作業です。

 

最後に頭の飾り羽をつけて、完成!

参加者の皆さんサンコウチョウたち。一つ一つに個性があり、手作りならではの味わいがありますね。

野鳥の宝庫である松之山ならではの民芸品、野鳥こけし。身近な野鳥に親しみ、共にくらしてきた地域の人々の眼差しがデザインに反映されていると感じます。
生物多様性と文化のつながりを感じる体験になりました。

来年は何の種類を作ることになるのでしょうか?どうぞお楽しみに!