Archive for 4月, 2023

【キョロロ友の会】会員限定企画「モリノカタリバ」みんなでいきものカタリあおう

月曜日, 4月 24th, 2023


\友の会会員限定企画/
「モリノカタリバ」みんなでいきものカタリあおう!友の会会員のみなさんと、季節の自然に関する情報交換やミニ講話などで、里山の生物多様性について楽しく学び語りあうざっくばらんな定例会を今年度からスタートします。第1回目(4/28)は冒頭に友の会総会を開催し、その後最近の自然情報交換を行います。金曜の夜、お気軽にご参加ください。

【時間】18:30~19:30
【定員】20名程度(お申込み時に氏名・会員番号をお伝えください)
【主催】「森の学校」キョロロ友の会

春の夜、生き物たちの活動は?【開催報告】夜の里山探検(4月)

月曜日, 4月 24th, 2023

4/23(土)に夜に活動する生き物を観察する「夜の里山探検」を開催しました。昨年度までは5月以降に開催していた夜のイベントですが、今年は4月からの開催となります。初回では水中の生き物と、光に集まる昆虫を捕まえるライトトラップを使って夜間の生き物観察にチャレンジしました。キョロロの周辺では雪がすっかり融け、日中は汗ばむくらいまで暖かくなっています。しかしながら夜間はまだ寒い日が続いており、どれだけの生き物を観察できるのか未知数の中で探検に出発しました。

春のこの時期は水草がまだ繁茂しておらず、雪解け水で池の水も澄んでいるので陸上からでも水中の様子を観察出ます。日中の光で温められたおかげで水中は夜間でも僅かに暖かく、水面下では様々な生き物が活動している様子を観察出来ました。


ため池の水中にはメダカやヤマアカガエ
ル、クロサンショウウオの卵、オオコオイムシ、ガムシなど見つけることができました。気温が低いお陰で生き物の動きは鈍く、素手でカエルなどを捕まえる子どもたちもいました。先日の土曜日に開催したザリガニ捕獲作戦で設置した罠の中には超巨大なドジョウやナミゲンゴロウが入っていました。




田んぼの周辺ではアマガエルやシュレーゲルアオガエル、ツチガエルなどの様々なカエルの鳴き声が響いていました。カエル以外にもアカハライモリやイシビルの仲間が水の中を泳いでいました。


駐車場に設置したライトトラップには残念ながらほとんど昆虫は集まっておらず、夜間の気温が低い日には昆虫はあまり活動していないようでした。
最後は皆で集まって採集できた生き物を個別に観察しました。田んぼで採集できたトノサマガエルが頬の鳴嚢を膨らませて鳴く様子も観察でき、普段の里山探検では実感できない生き物の活動を観察できる探検となりました。


(おまけ)

イベント中は昆虫が集まらなかったライトトラップですが、イベント終了後に所謂「春の三大蛾」と言われる大型のガの一つであるエゾヨツメが飛来していました。イベント中に来なかったのは残念ですが、キョロロ周辺で分布が確認できただけでも収穫でした。青い目玉模様が美しいガですので、是非皆様もこの時期に夜間の街灯などを巡って探してみてください。

【発信!わたしたちの地域自慢】市内小中学校の学習成果展示のご案内

日曜日, 4月 23rd, 2023

十日町市内の小中学校の子どもたちの学習成果を展示するミニブース展「私たちの地域自慢」の2023年度版が先月より開催中です。
  

この展示は十日町市内の小中学校にご協力をお願いし、子どもたちが理科や社会、総合的学習の時間で学習した1年間の成果をまとめてキョロロに展示するブース展です。昨年度(2022~2023年)の1年間の子ども達の学習成果を展示しています。3/18(土)よりキョロロ入り口付近のミュージアムショップ内で開催していましたが、4/22(土)からキョロロの奥、積雪ポールが目印のキョロロホールで規模を少しだけ拡張&リノベーションして展示しています。

今回の展示には十日町小学校と川治小学校、まつのやま学園の3校から協力をいただきました。
十日町小学校は十日町市の開催する大地の芸術祭(越後妻有アートフィールド)で市内に展開されている芸術作品の中で、子どもたち一人一人が選んだおススメ作品ベスト3を紹介しています。

川治小学校からは夏休みの自由研究として当間山の植物を調べた、個人の自由研究成果を展示しています。キョロロの学芸員・研究員も称賛した力作になっています。

小中一貫校まつのやま学園からは各学年が行っている総合的学習の時間「まつのやまタイム」の成果を展示して頂いています。農業体験や自然体験の成果をポスターや双六、工作物で表現しています。

本展示は7/9(日)まで開催します。十日町小学校とまつのやま学園は展示物が多いため途中で展示内容の入れ替えを行う予定ですので、ぜひ何度でも足をお運びください。