Archive for the '②里山だより' Category

【雪が展示物になる季節】キョロロ、雪に埋まりました!

土曜日, 2月 14th, 2026

\キョロロ雪に埋まりました
冬季だけのキョロロの風物詩。館内の3か所のアクリルの大窓からは、屋根から落ちてきた大迫力の雪庇や雪壁を内側から見学することができます。

大雪寒波が続き、屋根雪の雪庇の落下が進み、大窓は雪で完全に埋まりました。日中でも館内は照明をつけないと真っ暗です。
大迫力の雪壁を館内から見学できるのも、大迫力の雪壁を背にした読書も、豪雪地のミュージアムならでは!
世界でもキョロロだけでしょうか⁉ 冬季だけの大迫力の雪壁をぜひご覧ください!

▲大迫力の雪壁を館内から見学できます。


▲2026年2月14日のキョロロ。スノーシュー日和です!

※建物の近くは、雪庇が発達し、雪面と接地しています。スノーシューご利用時は近寄らないようご注意ください(※レンタル時に注意喚起中)。

【雪虫みつけた!】2月の「ブナの森のようちえん」

日曜日, 2月 8th, 2026

2月7(土)に2月の「ブナの森のようちえん」を開催しました。
子どもたちといっしょに雪いっぱいの森へ出発です!

ふわふわと雪が降る中、新雪が降った森は約3mほどの積雪。
雪に飛び出たオニグルミの枝をよく見ると「葉痕」が顔の模様(目や口)のように見えます。
足元には小さな生き物が!「雪虫」と呼ばれる、トビムシなどの小さな昆虫が雪上に現れていました。
「あっ、いた!」「ここにもいた!」

細い杉の木をみんなで揺らし、新雪がつもった日だけの体験「雪のシャワー」も楽しみました!
細いといっても20cmほどの太さの木を揺らすのは人間のチカラではなかなか大変。
人数が集まるとその振動は葉まで伝わり、柔らかい「雪のシャワー」がフワ~っと舞い降りてきました!

スノーシューを履いてズンズンと雪の上を歩きます。
一面の雪の中、動物の落とし物(ウサギのうんち)を観察したり…

寝転んだり!

枝をゲットしたり!

登ったり!

つららをゲットしたり!

進む先々で、子どもたちは自然の中からいろいろな発見をしてくれます。
雪いっぱいの里山ならではの楽しみ方ですね。

後半は棚田の地形をつかった雪あそびです。
冬の「ブナの森のようちん」名物となっている「トンネル型滑り台」が今年も登場!
ビニールをお尻に敷くとスピードアップ!

何往復もする子どもたちの体力がスゴ~イ!

ナンテンの実や葉を使った雪像づくりも楽しみました!

大人も子どもも一緒に、雪いっぱいの松之山で生きもの観察や雪遊びなど五感で里山を思いっきり体験しました。
今年度の「ブナの森のようちえん」は今回が最終回です。
ご参加いただいた皆様に感謝申し上げます!

【雪って軽い?重い?】まつのやま学園自然科学部

日曜日, 2月 1st, 2026

\雪って軽い?重い?/
1月30日のまつのやま学園自然科学部の活動は「雪の重さ」がテーマ。積雪の深さごとに雪を採取して、重さ(密度)を比べてみました。

新雪はふかふかで軽いですよね。でも雪は、融けたり凍ったりを繰り返すうちに結晶の形が崩れ、しまり雪やざらめ雪へと変化していきます。

スキーや日々の暮らしの中で触れる身近な「雪」を、自然科学部らしくサイエンスの視点で探究してみましょう!

最初みんなで考えた【仮説】は、
———-【仮説】———-
降雪が進むと、下の雪ほど締まって密度が高くなり、重くなるはず。
つまり、「積雪が深いほど(下ほど)重く、上ほど軽い」。
—————————-
です。
では実際に、確かめてみましょう!


キョロロのすぐ外にある雪壁を削り、断面が見えやすいようにしました(高さ約170cm)。
10cm間隔で、円柱形の容器を雪壁に押し当てて雪を抜き取り、重さを測定。容器の重さを差し引いた値を記録しました。
※高さ0cmは厳密な地面ではありません。

結果です。
1立方メートルあたりに換算すると、積雪の深さによって約120~430kg/m³。なんと、約4倍近い差がありました。
では、仮説「深いほど重い」は支持されたのでしょうか?

……あれ!? 積雪130cm付近に、特に重い層があるぞ!
「下ほど重く、上ほど軽い」と単純には言えない結果になりました。

なぜこうなったのか、みんなで考えてみました。たとえば
「雪がいったん降り止んだあと、表面が融けて再凍結し、雪質が変わった層ができたのでは?」
「キョロロの除雪で雪が飛んできて、別の雪が混ざった層ができたのでは?」
仮説を立て、測って、結果を確かめ、理由を考える。
身近な雪の中にも、サイエンスのプロセスがしっかり詰まっていますね。

ちなみに水はどれくらい重い?という疑問も生まれ、
同じ容器に水だけを入れて量り、1立方メートルあたりに換算すると約1000kg(約1トン)。
つまり、雪は同じ体積でもずっと軽い=空気(すき間)をたくさん含んでいるということ。
…と考えた部員たちは、新雪に顔を突っ込んで「呼吸できるかな?」を試していました(笑)探究心旺盛!

【まつのやま学園自然科学部】
キョロロでは、まつのやま学園と連携し、キョロロを舞台に自然科学部の活動を展開しています。
週2~3回、放課後の1時間。里山の自然を自然科学の視点で探究し、楽しんでいます!

【まつのやま学園「雪里留学」】
キョロロの近くにある小中一貫・まつのやま学園では、里山の豊かな教育資源を活用した自然体験・生活体験に根ざした特色ある学習活動を展開しています。
子どもたちの「豊かに生きる力」を育むことを目指し、学区外・区域外からの就学制度「雪里留学」をスタート。雪里留学生として児童・生徒を広く募集・受け入れています。
1週間程度の「お試し就学」も可能で、自然環境を活かしたカリキュラムを体験できます。
キョロロでは、理科や総合的な学習の時間、緑の少年団活動、自然科学部、探鳥会などの教育活動を連携して展開しています。