Archive for the '②里山だより' Category

【友の会主催】池の生き物大調査を開催しました【こしじ水と緑の会助成】

日曜日, 5月 28th, 2023

キョロロ友の会の主催で、5/21に「池の生き物大調査」を開催しました。
今年度はこしじ水と緑の会さんからの助成をうけ、アメリカザリガニが水辺環境に与える影響を調べるために、3つのイベントを開催しています。

定例ザリガニ捕獲作戦(毎週土曜日)
とおかまちザリガニ捜索隊(随時)
③池の生き物大調査(年2回)

今回は年2回開催予定の大調査のうち、最初の1回目でした(2回目は9月予定)。この大調査では、キョロロの森のなかにある池にくらす動物(主に水生昆虫)と植物(水草)をガッツリ調べます。キョロロには水草の専門家がいないので、長岡から講師にお招きし、調査から標本作成までご指導いただきました。


午前中に動物・植物をとってきて、午後は標本をつくったり、名前を調べたりしました。
今年は日本を代表する植物学者の牧野富太郎が注目されていますが、この大調査でも水草標本を作っています。講師の先生方の指導のもと「100年残る植物標本」を目指して、みんなでさく葉標本を作りました。


動物も名前を調べ、分からないものについては液浸標本にしました。時間の都合、液浸標本についてはキョロロの研究員が検鏡して調べています。

最期に今回の大調査で確認された生き物をまとめました。たくさんの生き物が生息していることが分かりましたが、この池にはアメリカザリガニが侵入・定着しています。アメリカザリガニがどんな影響を与えているのか、これからどんな影響が出てくるのか、みんなで考える時間となりました。丸一日の大調査、参加されたみなさん大変お疲れ様でした。

さて、この6月からアメリカザリガニはミシシッピアカミミガメとともに「条件付特定外来生物」に指定されます。法律によって強く規制されるということです。なぜそのような対策を行わなければいけないのか、この機会にじっくりと考えてみましょう。興味・関心をお持ちのみなさん、キョロロ友の会が主催する各種ザリガニイベントでお待ちしております。

定例探鳥会と第67回松之山探鳥会、野鳥集会のご案内

水曜日, 5月 24th, 2023

5月の定例探鳥会と第67回松之山探鳥会、野鳥集会のご案内

<5月の定例探鳥会>
松之山野鳥愛護会と「森の学校」キョロロの市民協働調査でもある5月の定例探鳥会をご案内します。

【日 時】令和5年5月27日(土)午前4時30分〜7時30分
【集合地】「森の学校」キョロロ駐車場
【日 程】午前4時30分 探鳥会開始
               探鳥会に続いて、鳥合わせ・情報交換
     7時30分 終了予定

アカショウビンの声が雪里に響き渡る好季節を迎えています。探鳥会には絶好の季節となっています。

近くにアオサギのコロニーが出来ていてにぎやかです。 撮影村山

アオサギの手前にオシドリのつがいが泳いでいます。

<野鳥集会>
【日時】令和5年5月27日(土)午後7時から9時まで
会場】松之山温泉 鷹の湯2階

野鳥集会次第
〇開会の挨拶
 ・松之山野鳥愛護会
 ・十日町地域振興局健康福祉部
 ・十日町市役所松之山支所地域振興課

〇発表 松之山野鳥愛護会会員による
 ・ブッポウソウの保護活動について
 ・アオサギのコロニーについて
 ・松之山の野鳥情報

〇講演「ゴイサギの若齢個体の繁殖について」
 講師 新潟県野鳥愛護会 渡辺央 様

※松之山野鳥愛護会機関誌「あかしょうびん」と「松之山探鳥のしおり」をプレゼントします。

<第67回松之山探鳥会>
【日時】令和5年5月28日(日)午前4時30分から7時30分まで
・集合 「森の学校」キョロロ駐車場       4:30
・開会の挨拶・講師挨拶・班編成         4:40
・探鳥に出発                     4:50
・駐車場へ戻る                 7:00
・班ごとの鳥合わせ、全体の鳥合わせ、講師講評  7:10
・閉会の挨拶、解散               7:30

〇講師 前新潟県野鳥愛護会会長渡辺央様
・高畑コース:渡辺央主任講師、村山祐一、加藤大智、山﨑美枝子、大平創
・越道川コース: 高橋良一、滝澤正昭、富塚茂和
・須山コース:村山暁、樋口裕一、小林誠 

〇申し込み先 「森の学校」キョロロ 025-595-8311
〇その他 ・小雨決行(雨具を用意してください)
〇参加費:500円(中学生以下は無料、お持ちでない方は機関紙「あかしょうびん」と探鳥のしおりを贈呈)
 ※松之山野鳥愛護会会員で昨年度会費をお支払い(予定)の方は無料
〇主催・共催:
十日町地域振興局健康福祉部・十日町市・松之山野鳥愛護会

松之山の夏鳥の代表であるアカショウビンやブッポウソウも飛来しています。野鳥観察のルールを守っていただき観察を楽しんでください。

最近撮影された野鳥

オオアカゲラ 村山撮影

ハクセキレイ 村山撮影

ヤマガラ 村山撮影

アカゲラ 村山撮影

カルガモ 村山撮影

キセキレイ 村山撮影

ひなに餌を運ぶキセキレイ 村山撮影

5月の「こども探鳥会」の報告

水曜日, 5月 24th, 2023

5月13日に行われたこども野鳥の会の探鳥会の結果を報告します。

午前8時から9時30分

天気:晴れ

参加者 大人16人、小学生16人、幼児1人

 好天に恵まれたこども探鳥会は、野鳥だけでなくカエルやヘビや虫などたくさんの生き物観察会となりました。

 まつのやま学園のグランドにはコチドリが観察でき、産卵場所を探しているようでした。夏鳥のサンショウクイ、ノジコ、オオルリ、サシバ、ツツドリ、キビタキの声を聴きながらの探鳥会は楽しかったです。

 用水池の淵では、地元の農家さんがカルガモの巣を見つけ案内してくださいました。10個の卵を確認できました。

 ドドドドっというヤマドリの羽打ちも聞くことができました。オスが羽を打つ音で、母衣打ち(ほろうち)、ドラミングとも言います。

 観察路で見つかったヒミズの死骸にはみんな興味津々でした。

 途中で大きなシマヘビが現れ、みんなが体に障っていました。

 また、田んぼの稲株にシュレーゲルアオガエルの卵塊も見られ、こどもたちは目を輝かせていました。

 29種もの野鳥を確認できた意義あるこども探鳥会でした。

確認できた鳥 29種

 ヤマドリ、カルガモ、キジバト、アオサギ、ツツドリ、コチドリ、サシバ、カワセミ、アオゲラ、サンショウクイ、カケス、ハシボソガラス、ハシブトガラス、ヤマガラ、シジュウカラ、ツバメ、ヒヨドリ、ウグイス、メジロ、ムクドリ、キビタキ、オオルリ、ニュウナイスズメ、スズメ、ハクセキレイ、カワラヒワ、イカル、ホオジロ、ノジコ

当日の写真から

サシバ 髙橋撮影

コチドリ 髙橋(小4)撮影

ノジコ 村山撮影

カルガモの卵 髙橋(小4)撮影

ヒミズの死骸 村山撮影

シマヘビを触る子供たち 斎藤撮影

シュレーゲルアオガエルの卵塊 村山撮影

観察会の様子 斎藤撮影

最後の鳥合わせ 斎藤撮影