春季企画展「棚田とブナ林-地すべりと豪雪に生きる-」開幕

3月14日(土)より2026年春季企画展「棚田とブナ林-地すべりと豪雪に生きる-」が開幕しました。
十日町市は、農林水産省認定「つなぐ棚田遺産」が全国で最も多い地域であり、また美人林を代表とする里山のブナ林など、棚田とブナ林が雪国の里山景観を特徴づけています。
美しい里山の原風景として親しまれているこの景観は、「地すべり」というもろく崩れやすい地質の大地、世界有数の「豪雪」という厳しい自然条件、そして人々の知恵や営みが折り重なって生まれてきたものです。
この企画展では、十日町を里山を特徴づける「棚田」「ブナ林」の特徴を、地すべりと豪雪というキーワードから紐解き、里山を彩る暮らしや生物多様性の特徴とともに紹介する企画展です。


▲春季企画展「棚田とブナ林-地すべりと豪雪に生きる-」展示の様子

十日町市周辺の地形・地質図を紹介するコーナーでは、市内の代表的な棚田の場所とともに紹介しています。
棚田がある場所のほとんどが、「地すべり」で動いた場所であること、その背景には約2,300万~260万年前の日本海海底に堆積した火山灰・泥・砂が固まってできた新第三紀層を主体とした、もろく崩れやすい地質+豪雪による豊富な雪解け水が関係していることを紹介しています。

▲棚田を生んだ地形と地質コーナー

里山の生物多様性を紹介するコーナーでは、里山の環境の多様性とそこに暮らす生物、生き物同士の食う-食われるといった関係性を、剥製・標本・生体展示やクイズで紹介しています。
今回の企画展では、新たなアカショウビンの剥製を初お披露目しています!せひご覧ください。

▲里山の生物多様性コーナー

▲アカショウビンの剥製

また、松之山で長年にわたり松之山で里山の風景を撮影されてきた、故・佐藤一善氏からご寄贈いただいたお写真を、企画展の解説資料として展示させていただいています。
写真にはそれぞれ関連したクイズがあり、それぞれの風景写真が、十日町市の里山の特徴の理解への問いに誘います。
里山を見つめ続けたそのまなざしとともに、松之山の風景の魅力を感じていただければ幸いです。

▲展示風景

▲棚田・ブナ林に関連した民具・農具

展示を見学しながら学びを深められる謎解きワークシート、12種類の里山の生き物オリジナルシールをゲットできる参加型展示などもご用意しています。
里山の棚田とブナ林の魅力をぜひお楽しみください。皆様のご来館、お待ちしております!

【会期】2026年3月14日(土)から7月12日(日)まで
【後援】新潟県十日町地域振興局、十日町市つなぐ棚田遺産連絡協議会、松之山ブナの里創り実行委員会
【関連イベント】「学芸員と歩く!美人林の秘密めぐり」
日時:令和8年5月24日(日)10:30~12:00
定員:20名※事前申込制 その他:入館料・体験料必要

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