驚き!白いアオダイショウの発見
金曜日, 9月 14th, 2018
突然変異によってメラニン色素を合成できない生物個体を「アルビノ」と呼びます。アルビノのアオダイショウは山口県岩国市では天然記念物に指定され保護されています。完全なアルビノのアオダイショウは眼が赤く(血液の色が見える)なりますが、今回南魚沼市で発見されたこの個体は、眼が黒いことや薄っすらと体に模様が見えることから、完全なアルビノではなく「白変種」と呼ばれる個体となります。
白蛇は昔から縁起の良い生き物として崇められ、子孫繁栄や財運に恵まれるとして信仰の対象になる場合もあります。この白いアオダイショウは餌もよく食べ元気であるため、無料入館スペースにて生体展示として一般公開を予定しております。
アオダイショウは身近な里山のヘビであり、カエルやネズミ類を食べ、そしてサシバなどの猛禽類に食べられる存在でもあります。白いアオダイショウを通じて、生き物同士のつながりや里山の生物多様性を是非感じていただければと思います。