Archive for 9月, 2018

驚き!白いアオダイショウの発見

金曜日, 9月 14th, 2018
非常に珍しい白いアオダイショウが南魚沼市内で発見・捕獲され、キョロロにご寄贈いただきました。自然環境下でのヘビの白変個体の出現は非常に珍しく、かつ捕食者にも見つかりやすいため生存は極めて稀と言われています。この白いアオダイショウは里山の田んぼ周辺で発見され、体長約1mほどのまだ若い個体と考えられます。多くの方々に見ていただき里山の生き物を感じて欲しいとの発見者の方々のご意向で、今回キョロロにご寄贈いただきました。



突然変異によってメラニン色素を合成できない生物個体を「アルビノ」と呼びます。アルビノのアオダイショウは山口県岩国市では天然記念物に指定され保護されています。完全なアルビノのアオダイショウは眼が赤く(血液の色が見える)なりますが、今回南魚沼市で発見されたこの個体は、眼が黒いことや薄っすらと体に模様が見えることから、完全なアルビノではなく「白変種」と呼ばれる個体となります。


白蛇は昔から縁起の良い生き物として崇められ、子孫繁栄や財運に恵まれるとして信仰の対象になる場合もあります。この白いアオダイショウは餌もよく食べ元気であるため、無料入館スペースにて生体展示として一般公開を予定しております。


アオダイショウは身近な里山のヘビであり、カエルやネズミ類を食べ、そしてサシバなどの猛禽類に食べられる存在でもあります。白いアオダイショウを通じて、生き物同士のつながりや里山の生物多様性を是非感じていただければと思います。


白いクロサンショウウオ

火曜日, 9月 11th, 2018

十日町市真田にある「絵本と木の実の美術館」のビオトープで、白っぽい色のクロサンショウウオの幼生が見つかりました(2018年8月13日)。この個体は完全に黒色の色素が欠如したアルビノではなく、黒色の色素が減衰したと思われる個体です。
9月9日に同館からキョロロにご寄贈頂きました。近日中に生体展示を開始しますので、是非ご覧ください!



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撮影日:2018年8月13日

金色のニホンアマガエル

火曜日, 9月 11th, 2018

この夏、キョロロには地域の方々から様々な生きもの情報が集まりました。
十日町市松代では
アルビノ(色素欠乏)のニホンアマガエルのオタマジャクシが発見され、市民の方からご寄贈頂きました。
オタマジャクシは無事に成体となり上陸しました。金色にも見える非常に美しいアマガエルです。上陸後は餌も食べ元気だったのですが、この個体は
残念ながらお亡くなりになり(原因不明)、生体展示には至りませんでした。