【友の会主催】池の生き物大調査を開催しました【こしじ水と緑の会助成】

キョロロ友の会の主催で、5/21に「池の生き物大調査」を開催しました。
今年度はこしじ水と緑の会さんからの助成をうけ、アメリカザリガニが水辺環境に与える影響を調べるために、3つのイベントを開催しています。

定例ザリガニ捕獲作戦(毎週土曜日)
とおかまちザリガニ捜索隊(随時)
③池の生き物大調査(年2回)

今回は年2回開催予定の大調査のうち、最初の1回目でした(2回目は9月予定)。この大調査では、キョロロの森のなかにある池にくらす動物(主に水生昆虫)と植物(水草)をガッツリ調べます。キョロロには水草の専門家がいないので、長岡から講師にお招きし、調査から標本作成までご指導いただきました。


午前中に動物・植物をとってきて、午後は標本をつくったり、名前を調べたりしました。
今年は日本を代表する植物学者の牧野富太郎が注目されていますが、この大調査でも水草標本を作っています。講師の先生方の指導のもと「100年残る植物標本」を目指して、みんなでさく葉標本を作りました。


動物も名前を調べ、分からないものについては液浸標本にしました。時間の都合、液浸標本についてはキョロロの研究員が検鏡して調べています。

最期に今回の大調査で確認された生き物をまとめました。たくさんの生き物が生息していることが分かりましたが、この池にはアメリカザリガニが侵入・定着しています。アメリカザリガニがどんな影響を与えているのか、これからどんな影響が出てくるのか、みんなで考える時間となりました。丸一日の大調査、参加されたみなさん大変お疲れ様でした。

さて、この6月からアメリカザリガニはミシシッピアカミミガメとともに「条件付特定外来生物」に指定されます。法律によって強く規制されるということです。なぜそのような対策を行わなければいけないのか、この機会にじっくりと考えてみましょう。興味・関心をお持ちのみなさん、キョロロ友の会が主催する各種ザリガニイベントでお待ちしております。

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