種子標本にしようと、保存しておいた豆科のヤブツルアズキの種が、フト気づくと穴だらけに・・。
犯人は、「アズキマメゾウムシ」でした。種子を採集してきてしばらくしたら、なにやら幼虫が出てきたけど、気にせずいたら、再繁殖したのか、約30粒あった種子のほとんどが穴だらけに・・。まともなのは4粒だけ。加熱乾燥しておけば、良かったと悔やんでいます。
アズキマメゾウムシは、その名の通り、小豆につく害虫で、豆が貯蔵された環境でも、繁殖・生育できるため、非常に厄介者です。今回のヤブツルアズキは小豆の原種ですので、しっかりやられてしまいました。
お汁粉が美味しい季節になりましたが、皆さんもお気をつけて。
アズキマメゾウムシ 雌雄で触覚の形が違うらしい。左下が雌個体、中央と右下がオス個体でしょうか。
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撮影日:2008年12月18日