上川手のどんど焼き(斉の神) 天狗様からお祓いを!

上川手集落のどんど焼きを紹介します。

午前中に、子ども会と集落民によりどんどを作ります。お天気に恵まれ順調に進みました。この地域の米作りも、コンバインを使うことが多くなり、稲わらが不足気味です。それでも、皆さんの協力で立派などんどができあがりました。

どんどのそばに、小さなほこらを作り、神様をまつります。

午後2時、子ども会のメンバーによるホラ貝の合図で天狗様が会場入り口に張ったしめ縄を太刀で切り入場します。
その後、天狗様から、集落民全体に対して、無病息災、五穀豊穣、家内安全、交通安全を祈願してもらいます。
 

天狗様の玉串奉奠に続き、集落役員、子ども会など次々と玉串を奉奠し、子ども会のメンバーによりどんどに点火します。

火が勢いよく舞い上がると、白寿会(老人会)の皆様の合図でどうらく人の大きな笑い声が響き渡ります。

「わら灰が雪面に立てば冷害」「灰が明きの方(恵方)へ飛べば豊作」「勢いよく燃えると豊作」などと言われています。この写真からは、灰が立つ物もあり、寝ている物もあります。ほどよい作柄でしょうか。どんどが燃える勢いからするとどうやら豊作のようです。

どんどの火でするめを焼いて食べ、無病息災を祈ります。

その後、第2部では老若男女が一緒になり、ビンゴゲーム、じゃんけん大会、福引き、福みかん蒔きと続き、会場はさらに盛り上がります。

じゃんけん大会で競い合う集落の知恵者たち。

福引きでは何があたったでしょうか。みかん一箱、お酒などから、台所用品まで豪華賞品が待っています。

こうして、上川手のどんど焼き(斉の神)が終わり、集会所の二階で慰労会があります。また、最後に天狗様を自宅まで送り届ける天狗送りがあります。その頃には、すっかりできあがっています。帰り道、20センチ近くある雪道を千鳥足で帰ります。

それにしても、今年も良く雪が良く降るなあ-!もう十分なんだけども。

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撮影日:2012年1月15日

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