小正月の伝統行事イベント「若木迎え・どんど焼き・花餅かざり」を1/11(日)に開催しました。
新年の恵みを祈り、家内安全・無病息災を祈る、雪里松之山の小正月の伝統行事です。
キョロロでは自然のめぐみを展示やイベント、研究活動等様々な博物館活動に活用しています。自然のめぐみに感謝する小正月の伝統行事を、毎年参加者と地域の皆さんと共に継承し開催しています。
予報では大雪・吹雪の天気予報でしたが、イベント中は晴れ間が広がり太陽も顔をのぞかせてくれました!
まずは「若木迎え」をキョロロの森で行いました。みなさんスノーシューを装着して、森に向かってさぁ出発です!
積雪150cmほどの雪景色の中を歩き、森へ向かいます!


若木迎えは約50年ほど前まで松之山の各集落で行われてきましたが、薪を燃料として使わなくなった現在では行われなくなり、地域内で一度途絶えた伝統行事です。
今では市史や文献などでしか垣間見ることができないこの伝統行事ですが、キョロロでは体験イベントとして復活・開催し、住民と参加者との交流を通して継承しています。
今年の恵方(南南東やや東)に向かって祭壇を作り、旧年の感謝と新年の恵みを祈念しました。

その後、周辺の若木、枝を伐りました。積雪150cmほどの雪の上に顔を出したリョウブ、ウワミズザクラなどの木々を伐ることができました。
若木迎えは「木伐り正月」とも呼ばれ、1/11~14の間に行われることが多かったそうです。

伐った枝をもって、森を後にします。


若木迎えで伐ってきた枝を囲炉裏で燃やして煙を浴びると若返る、体が丈夫になるという言い習わしがあります。
イベントでは伐ってきた木を、藁でつくった賽の神に刺し入れ、いっしょに燃やします。
年男・年女の方、厄年の方を中心に点火していただき、豪快に燃え上がるサイノカミです。

今年も豪快に炎に包まれ、藁もきれいに燃え落ちました。材料はキョロロの田んぼの藁です。
けむりと共に舞い上がった黒い藁の燃えカスが、雪の上に刺さると不作、横に落ちると豊作という言い習わしがあります。
今日の燃えカスは全て横向きに落ちてきましたので、今年は豊作間違いなしですね!
今年もスルメやニシンを焼いていただき味わいました。


その後館内に移動し、花餅かざりを作りました。
今年も5色の花餅を用意しました。雪に覆われ花のないこの時期に行われてきた小正月の伝統行事です。

まずは参加者全員でミズキ(ダンゴの木)の枝先に花餅や飾りの煎餅を飾り、展示用の花餅飾りを作りました。
枝いっぱいについた花餅。館内はまるで花が咲いたような晴れやかな雰囲気になりました!



その後、お持ち帰り用の花餅飾りをご家族ごとに作りました。
みなさん各々素敵な花餅飾りが完成しました!枝先に色とりどりの花が咲いたようですね!


今年も地域内外のたくさんの皆様からご参加いただきました。
事前準備には友の会の皆さまからご協力いただきました。大変ありがとうございました。
今年も無事に小正月の伝統行事体験イベントを開催することができました。
良い年になりますよう、雪里松之山からお祈り申し上げます。
