タゴガエル探し
木曜日, 9月 26th, 2013館内の人気コーナー「森の水族館」では、松之山に生息する全種類のカエルを生態展示しています。
しばらく前から、山地の渓流沿いに棲む「タゴガエル」が不在になっていたので、昨日タゴガエルを探しに行ってきました。
声は聞こえどなかなか姿を見ることができないこのカエル、はたして見つけることは出来たのでしょうか?
標高900mほどの山の中。
雪解けが遅いせいか、ため池の中にはまだオタマジャクシやサンショウウオの幼生の姿がたくさん。
タゴガエルが生息していそうな小さな沢を登りながら、小石や枝をかき分けながら探していきます。
すると・・・
いました!タゴガエルです。
キョロロ周辺でもよく見られるヤマアカガエルやニホンアカガエルと同じアカガエルの仲間ですが、ずんぐりした体形で、のどに暗色の斑紋があるのが特徴のカエルです。伏流水の中で産卵するという珍しい特徴を持っています。
カエルがたくさん生息する松之山でも、稀にしか見られないカエルです。
タゴガエルが生育できる環境が、いつまでも残ってほしいですね。
タゴガエルを探していると、渓流の石の下にトビケラの卵?と思われる物体が隠れていました。
また周辺にはダイモンジソウの花が花盛りでした。
こちらはキバナアキギリ。
季節は秋の花へと移り変わっていっています。
タゴガエルは近日中に展示開始予定です!