キョロロの館名の由来でもあるアカショウビンなど、多くの希少な野鳥が生息する松之山はまさに「野鳥の王国」といえる地域です。また、この地域では野鳥を愛する市民の団体である松之山野鳥愛護会が中心となって実施している探鳥会が半世紀以上続けられており、来年でちょうど60回目を迎えます。キョロロでは、この松之山探鳥会60周年を記念して、この秋から来年の６月にかけて、「空を見上げて60年　みんなでみまもる野鳥の王国“まつのやま”」を開催します　[会期：2015年10月17日（土）～2016年６月28日（日）]。

今回の企画展では、松之山に生息する野鳥の魅力や、野鳥を守るための市民の取り組みなどを５つのコーナーに分けて紹介します。松之山に生育する鳥やその生態の紹介、貴重な子育て映像などのほか、館内で楽しめる「バードウォッチング疑似体験コーナー」や「クイズラリー」「野鳥工作」など、家族で楽しめる企画も用意しています。

現在、様々な野鳥を見ることができ、地域内外の多くの野鳥ファンから愛されている松之山。しかし、今後も「野鳥の王国」であり続けられるかどうかは、私たち人間が野鳥にどのように関わっていくか次第です。今回の企画展を通して、松之山の野鳥とそれらを育んでいる自然の価値、松之山野鳥愛護会の理念や活動を多くの皆さんに知っていただき、人と野鳥のよりよい関係について考えてもらえれば嬉しく思います。　

なお、展示開始日の17日（土）から25日（日）の期間は、十日町市民は入館無料です。
多くの皆様のご来館をお待ちしております。

ノーベル物理学賞の受賞で注目されているニュートリノという宇宙線。
この受賞に関連して、キョロロ館内にありニュートリノの仲間である宇宙線を感知してLEDライトが光るアート作品（作品：大地、水、宇宙　作者：逢坂卓郎氏）が、本日10月7日（水）のUX新潟テレビ21のスーパーJにいがた（18：15～）で放送されます。
新潟県のみなさま、ぜひご覧ください！
http://www.uxtv.jp/super-j/

10 月 4 日、キョロロの田んぼの稲刈りを行いました。天気は曇り気味でしたが、地元松之山の方々をはじめ、松之山の外からも多くの方々が参加して下さり、なんとか一日で終えることができました。

今年のキョロロの田んぼの収量はまずまずといったところでした。 8 月中旬から雨天の日が多く、日照条件があまり良くなかったからかもしれません。

館長による、稲の手刈りのデモンストレーションで手刈りの方法を学んだ後は参加者一丸となって稲刈りに励みました。刈った稲は、稲かけのために藁でまとめて、「はせ場」まで運び出します。

高い位置に稲をかける場合は、下から稲を投げてと上で稲を受け取って「はせ」にかける人に役割分担します。効率良く作業するには投げる人と受け取る人の間の呼吸が大事です。

稲刈りが終わった後は、「ぬか釜」で炊いたご飯の中飯で参加者の皆さまの労をねぎらわせて頂きました。

参加して下さった皆様には、今回の稲刈りで収穫できた新米をお送りささて頂きます。ありがとうございました。

地図へのリンクはこちら
撮影日：2015年10月4日