Archive for 5月, 2021

【刊行】雪里の植物染色図鑑 -草木染で生物多様性を感じよう!

水曜日, 5月 19th, 2021

\草木染で生物多様性を感じよう!/
「森の学校」キョロロでは、草木染で植物の多様性を学ぶことができる冊子「雪里の植物染色図鑑」を刊行しました。
これは2017年から開催してきた市民参加型調査イベント「草木染で里山の色探し」の成果をまとめたもので、これまで146種を対象に季節・部位ごとの224染色結果が得られました。
元研究員(現:国際自然環境アウトドア専門学校教員)の斎藤達也さんが中心となりまとめられたこの冊子には、75種124パターンの染色結果と共に、染色方法、生涯学習・自然体験としての草木染の有効性、媒染剤と色彩の関係、身近な染色植物などが掲載されており、植物染色を楽しむ方必見の1冊となっています。
植物染色に関連する本の中でも、これまであまり例のなかった「雪国の里山の植物」の染色が掲載されおり、雪国の植物の多様性を体験的に学ぶ際にぜひご活用いただければと思っています。
植物の葉が緑を深める季節、草木染で植物の隠れた色を探してみませんか?
ご希望の方はキョロロまでお問い合わせください。

■『雪里の植物染色図鑑』
斎藤達也・斎藤悦子・福原なつき・小林誠/編著
十日町市立里山科学館 越後松之山「森の学校」キョロロ/発行
A5判38ページ

■『雪里の植物染色図鑑』HP
https://satoyamaplantdyes.jimdofree.com/

5月の定例探鳥会のご案内

水曜日, 5月 19th, 2021

5月の定例探鳥会を松之山野鳥愛護会と共催で開催いたします。

【日時】2021年5月22日(土)4:30~7:30
【集合場所】キョロロ駐車場に午前4時30分までにお集まりくだい。
【定員】20名(事前申込制)
【その他】
〇新型コロナウイルス感染拡大防止策へのご理解とご協力をお願いします。
(1)密を避けて距離を保つこと
(2)道具や物をできるだけ共有しない。共有した場合手指の消毒をすること
(3)マスクなどで飛沫の拡散を防ぐこと
〇参加される方は前日までに「森の学校」キョロロにお申し込みください。

松之山を代表するブッポウソウ、アカショウビンなど夏鳥が次々と飛来しています。美人林をはじめブナなど、周りの木々の若葉がとてもまぶしく輝いています。
さて、どんな鳥に出会えるでしょうか。

最近撮影された野鳥を紹介します。

オシドリ 村山撮影

コチドリ 村山撮影

サシバ 樋口撮影

オオアカゲラ 村山撮影

サンショウクイ 村山撮影

エナガ 樋口撮影

ハクセキレイ 村山撮影

イカル 村山撮影

ノジコ 村山撮影

ハナアブしらべの活動報告

日曜日, 5月 9th, 2021

 「森の学校」キョロロでは5月8日(土)に市民協働調査の「ハナアブしらべ」を行いました。去年、珍しい新種の可能性の高いハナアブを村越心士君が見つけてくれた影響か、今年度は参加者満員でのスタートとなりました。前半はキョロロの森で採集し、後半は採集したものを顕微鏡で観察したり、標本を作製したりしました。まだハナアブの出始めの時期で、なかなか太陽が出てきてくれない曇りでもあったため、ハナアブは見つけづらい状況でした。それでも参加者のみなさんは素早く飛んで逃げることも多いハナアブを一生懸命採集してくれました。

今回はニッポンクロハナアブ、ホソヒラタアブ、ヨコジマオオヒラタアブの3種が採集されました。なんとヨコジマオオヒラタアブは十日町市レベルで未記録の種で、これまた村越心士君が採集したものでした。恐るべし発見力に脱帽です。これで松之山からは合計39種のハナアブが確認されたことになります。

次回の「ハナアブしらべ」は6月12日(土)の13:30~16:00に実施します。6月は今回よりもたくさんのハナアブが発生していること間違いなしで、天気がいいことを願うのみです。例の新種の可能性が高いハナアブも去年の6月に採られていますので期待したいところです。皆様のご参加をお待ちしております。