Archive for 7月 18th, 2022

【ザリガニ捕獲作戦】里山の生き物サポーターズ④

月曜日, 7月 18th, 2022

<協力者募集中!>「里山の生き物サポーターズ」は里山管理活動と連動した生物多様性保全活動イベントです。今年度も里山の田んぼ、ため池、森、草地をフィールドにした里山管理活動を通して、みんなで楽しく生き物が暮らしやすい環境の創出や維持を目指します。7月はザリガニ捕獲作戦。キョロロの森は環境省の「生物多様性保全上重要な里地里山」に指定されており、多雪地の里山の自然環境が広がっていますが、近年外来種アメリカザリガニの侵入が確認されています。アメリカザリガニは、水草や水生生物などを捕食し、繁殖力も高く、水辺の生態系に対して大きな影響を与えていることが明らかになっています。7月はキョロロ周辺のため池に罠を設置し、回収し、捕獲されたザリガニついて観察し、里山の生物多様性に対する「外来種の影響」について考えます。

【第4回テーマ】ザリガニ捕獲作戦
【日時】2022年7月23日(土)13:00~15:00
【参加費】無料
【定員】20名(事前予約制)

<里山の生き物サポーターズ>
キョロロでは里山管理活動と連動した市民参加型の生物多様性保全活動「里山の生き物サポーターズ」を実施しています。木を伐る、草を刈る、水環境を管理するといった伝統的な里山管理が、多くの生物の生息環境の創出や維持につながることに注目し、「里山の生物多様性の保全」という目標を共有し、自然のめぐみも楽しみながら里山管理活動を参加者の皆さんと実践するものです。
近年、国連が掲げる「SDGs(持続可能な開発目標)」の達成に向けて、私たちの生存の基本である衣食住を担う「生態系サービス(生態系からの恵み)」の持続可能性が、重要なテーマとして認識されています。人間活動の影響を受けて持続的に維持されてきた里山は、持続可能な社会形成に向けた環境-人間のつながりを考える上で、実践的な学びや行動の舞台として適した場所の一つだと私たちは考えます。「里山の生き物サポーターズ」は、里山の生物多様性の保全を目的に誰もが参加できるボランティア参加型のイベントです。里山に関わる一人一人の行動が、里山の持続的な暮らしと生物多様性のつながりの実感に結び付き、里山の生物多様性の保全やその達成に向けた教育資源となることを期待しています。

【国連子ども環境ポスターワークショップ】地球を想う世界の子どもたちの絵でオリジナル紙芝居づくり

月曜日, 7月 18th, 2022

「地球を想う世界の子どもたちの絵でオリジナル紙芝居づくり」
国連子ども環境ポスターワークショップ in 松之山

国連子ども環境ポスターは、世界各地の子どもたちが「地球や環境を大切にしたい」という強い思いから、民族・年齢を問わず様々なモチーフで表現した絵の数々です。生物多様性、食料廃棄、環境問題、貧困など、子どもたちの目を通して描かれた人間と地球環境の関わりを映し出す作品を鑑賞し、それらの絵を使ってオリジナル紙芝居づくりを行います。「絵の鑑賞」と「物語の創造」を通した環境教育ととして、地球環境への理解を深める機会となることを期待しています。

【日時】2022年8月13日(土)10時~12時
【会場】キョロロ多目的ホール
【参加費】無料 ※別途入館料が発生します。
【定員】10組
【主催】総合地球環境学研究所
【お申込み】「森の学校」キョロロまで
【その他】新型コロナウイルス感染拡大状況によりイベントの実施について変更が生じる可能性があります。予めご了承ください。

<国連子ども環境ポスター原画コンテストとは>
国連環境計画(UNEP)などが世界の中学生以下の子どもを対象に行ってきた事業で、毎年環境に関わるテーマで作品を募り、優秀作は世界中で展示されてきました。現在20万点もの作品が総合地球環境学研究所に所蔵されています。
詳細はこちら(PDFが開きます)
https://www.chikyu.ac.jp/publicity/publications/feelings_of_children/img/feelings_of_children.pdf

【開催報告】<大地の芸術祭2022特別企画ワークショップ>新種創造!プラモ虫を作ろう

月曜日, 7月 18th, 2022

大地の芸術祭2022特別企画ワークショップとして、7月10日(日)に大地の芸術祭参加アーティスト橋本典久氏を講師に「新種創造!プラモ虫を作ろう」を開催しました。
橋本さんはキョロロにある「超高解像度人間大昆虫写真 life-size」や「ZooMuSee」の作家さんです。
今回はプラモデルのパーツ使って、説明書無視のオリジナル昆虫づくりを行いました!

最初に、材料となるプラモデルを選びます。
表紙の完成図のみを参考に、どんなパーツが入っているか想像します。
大人にはとても懐かしいプラモデルたちも(笑)

パーツを外し、形をみながら接着剤でくっつけていきます。
「この形、角に使えるかな」「羽根に使えそう」形をくっつけながら、オリジナル昆虫の名前や生態も考えていきます。

作成したオリジナル昆虫には名前を付け、野外の自然の中で「生態写真」を撮影しました。
「イトカマキリ」「カタナムシ」「オウカンカブリ」など、それぞれ形の特徴を表した個性的な昆虫たち。
葉の上、草むらの中、枝にしがみつく、などそれぞれの生態を反映した写真となったかな?



最後に、作った昆虫を発表し合いました。
「森林に住んでいる草食系の昆虫だが、天敵の鳥に対しては大ダメージを与えるほどスゴイ」
「6つの目があって、望遠鏡のような役割もはたす」
「ヨロイ虫科で一番巨大な昆虫。足が2本なのは、羽根に1対の足が進化したから」
「オスにだけ王冠があり、立派な王冠はメスにモテる」
など、それぞれとても興味深い生態を持っています!

豊かな創造力で作られた新種昆虫たちが誕生しました。
これらの新種昆虫は8月中旬までキョロロに展示してあり、来館者の皆さんに見ていただいています。
子どもたちが考えた新種昆虫たちをぜひご覧ください!