Archive for 1月, 2023

【チケット特典/スノーシューレンタル無料/大地の芸術祭 越後妻有2023冬 SNOWART】

土曜日, 1月 21st, 2023

\越後妻有2023冬 SNOWART チケット特典/
2023年1/14(土)より「大地の芸術祭」の里 越後妻有2023冬 SNOWARTが始まりました。

越後妻有2023冬 SNOWARTの会期中、キョロロにご入館いただいた方で「共通チケット」をお持ちの方は、スノーシューのレンタル料が無料になります。
開催中の企画展「美人林ものがたり」とあわせて、越後妻有の冬をお楽しみください!
※共通チケットでの入館はできません。

【期間】2023年1月14日(土)-3月12日(日)




【冬の修学旅行】スノーシューで冬の森探検!

土曜日, 1月 21st, 2023

\冬の修学旅行でスノーシュー体験/
冬季の修学旅行では、松之山の自然の特徴がもっとも浮き彫りになる雪の多さを全身で体験しながら、自然や暮らしの関係性を学ぶことができます。
1月19日は越後田舎体験で神奈川県の湘南学園小学校の皆さんがキョロロを訪れ、スノーシュー体験を楽しみました。
自然や地域の暮らし詳しいガイドと一緒に雪いっぱいの森をスノーシューで散策します。ウサギやテンの足跡の観察や、冬のブナ林散策、雪が降る地域ならではの自然と暮らしとの関係性を体験を通して学びます。
キョロロの館内ではじめの会を行い、雪いっぱいのフィールドにさぁ出発です!


<事前学習の様子>宿泊施設で学芸員により事前学習を行いました。
湘南学園小学校 学びblog
https://www.shogak.ac.jp/elementary/teacher/118113

この日の午前中は快晴の青空の元、枝先に付着した雪が純白に輝く「雪の華」も見られました。
キラキラ輝く里山。雪面をスノーシューで歩くのはとても気持ちが良いです!


ウサギの足跡・木の皮をかじった痕・糞を観察したり、雪虫や野鳥の観察、ブナなど植物の観察など、冬の里山の自然の中で生き物の多様性やつながりを学びます。
冬の森ならではの生き物の様子に考えを巡らせました。

里山の起伏のある地形は遊びの舞台にもなります!
豪快に雪に飛び込み転がり、雪の中に身を置く子どもたちからは笑顔と歓声が響きます。
スノーシューを脱ぐとズボズボと足が雪の中に沈みますが、それも全身で楽しむみ子どもたち!



フィールドでの約1時間30分はあっという間に過ぎ、雪が降らない地域の皆さんだからこそ気づく雪国の自然や暮らしの特徴を、体験を通して学びました!

<スノーシュー体験の様子>体験の様子は学校のHPで紹介されています。
湘南学園小学校 学びblog
https://www.shogak.ac.jp/elementary/teacher/118278

【市民協働調査】雪虫しらべの報告とご案内

金曜日, 1月 13th, 2023

先月の2022年12月17日(土)に松之山における雪上に出現する昆虫やクモを来館者と一緒に調べる市民協働調査イベント、「雪虫しらべ」を開催しました。本調査は積雪期に毎年開催しており、今年度は12月から3月の第3土曜日に開催しています。12月17日(土)の調査では5名の参加があり
調査日の積雪深は29cm。調査開始時は天候は晴れていましたが、調査中は雲が出てきたため気温が下がり、5~4℃でした。
積雪量は多くなかったため、スノーシューは付けずに長靴だけで出発。

キョロロの森に入った直後の斜面や雪上にはクロユキノミやコシジマルトビムシを見つけることができました。

見つけた雪虫や吸虫管やフィルムケースに入れて持ち帰ります。

採集の終わり間際にはちょっと珍しい変わった形をした昆虫、「クモガタガガンボの仲間」を見つけることもできました。

採集した雪虫はキョロロ館内で観察・同定を行いました。同定の結果、今回の調査では8目19科25種の雪虫を確認できました。

今回の調査ではこれまでに記録のないナミハグモの一種が見つかりました。触肢(アゴのすぐ横にある小さな足のような器官)の形態が変わっており、未記載種または日本未記録種の可能性があります。

また、大きさが倍近く異なるクロユキノミが見つけることができました。キョロロ周辺で本格的に雪が積もり始めたのが12月15日。もしかしたらクロユキノミは積雪が始まるかなり前から活動を始め、冬期の間に何度か卵を産んでいるのかもしれません。

雪虫しらべは今月の第三土曜日、1月21日(土)にも開催します。現在の積雪深は2m。12月の調査よりもずっと深い積雪があり、出現する雪虫にどのような変化があるのか楽しみです。

<2023/12/17の雪虫しらべにおける確認種>
クモ目
1.ナミハグモ科ナミハグモ属の一種※ ♂
2.キシダグモ科の一種(未成熟)
3.ヒメグモ科の一種(未成熟)
4.マルサラグモ ♀
5.ヤガスリサラグモ ♂♀
6.アシナガグモ科の一種 (未成熟)
7・カラオニグモ (未成熟)
8.コガネグモ科の一種 (未成熟)
9.トラフカニグモ属の一種 (未成熟)
10.エビスグモ属の一種 (未成熟)
オビヤスデ目
11.オビヤスデ科オビヤスデ属の一種 ♀
トビムシ目
12.クロユキノミ
13.サヤツメトビムシ
14.コシジマルトビムシ
15.チャマダラマルトビ
カメムシ目
16.ハトムネヨコバイの一種 ♀
コウチュウ目
17.ハネカクシ科の一種
チョウ目
18.カレハガ科の一種 (幼虫)
19.ヒトリガ科の一種 (幼虫)
20.チョウ目の一種 (幼虫)
ハエ目
21.ガガンボダマシ科の一種 ♀
22.クモガタガガンボ属の一種 ♂♀
23.ユスリカ科の一種 ♂♀
24.ブユ科の一種 ♀
ハチ目
25.タマバチ科の一種 ♂♀