Archive for 8月, 2024

【イベント案内】チョウのモニタリング研修会のご案内

日曜日, 8月 18th, 2024

里山の草むらや森の中を優雅に飛ぶチョウたち。幼虫が特定の植物に依存して育つチョウは環境の変化を測る物差しとして身近な生き物です。キョロロではこうしたチョウを野外で調べる方法を学ぶ研修会を開催します。講師は日本チョウ類保全協会の中村先生!チョウを通じて自然環境をモニタリングしていく方法について興味がございましたら是非奮ってご参加ください。チョウの観察初心者の方も歓迎です。



日 時:9月8日(日)10:00~12:00
講 師:中村康弘先生(日本チョウ類保全協会)
参加料:無料(別途入館料600円が必要になります)
会 場:キョロロ多目的ホール・キョロロの森

※詳しくはこちらのチラシをご参照ください

※キョロロでは過去の調査イベントでチョウ類の調査をした成果として松之山のチョウ類の図鑑を作成しています。ご興味がございましたら、こちらからPDFファイルをダウンロードして下さい。

注意:キョロロのイベントではなく、日本チョウ類保全協会主催のイベントとなります。以下のemailアドレスまたは電話/FAXにてお申込みください。

email: jbcs@savebutterflies.jp (@を半角にかえてお送りください)
TEL/FAX: 03-3775-7006; 携帯: 080-5127-1696

【開催報告】国連子ども環境ポスターワークショップ<かるたづくり>

土曜日, 8月 17th, 2024

世界の子どもたちが環境問題や生物多様性などをテーマに描いた「国連子ども環境ポスター」を用いたワークショップが8/17(土)にキョロロを会場に開催されました(【主催】総合地球環境学研究所上廣環境日本学センター【共催】十日町市教育委員会)。「国連子ども環境ポスター」は国連環境計画(UNAP)などが環境問題や生物多様性などをテーマに、世界の中学生以下の子どもを対象に絵画コンクールで募った絵です。民族・年齢を問わず人間と地球環境の関わりを表現した作品の数々約20万点が「総合地球環境学研究所」(京都市)に収蔵されています。今回は、この絵画で作られた「世界の子どもたちかるた」を使った「かるた」遊びやオリジナルかるたづくりのワークショップが行われました。

ワークショップではこの「世界の子どもたちかるた」を使ったかるたとり遊びからスタート!
「いきものの すんでるもりが きられたよ」(ウクライナ 11歳)
「とりたちが あつまるもりを のこしたい」(日本 9歳)
「ほんとうに そのせいかつで だいじょうぶ?」(アラブ首長国連邦 7歳)
読み上げられたメッセージと対応する絵札を探すかるたとりを楽しみました。
テーマや絵の描き方も国によって・年齢によって非常に多様です。

▲世界のこどもたちカルタ(国連子ども環境ポスターを使用した遊び鑑賞型教材)


かるたとりで遊んだ後は、各々が身の回りの環境を題材に絵札と読み札を考えて作ります!
周辺の自然を観察したり、図鑑を使ったりと、オリジナルかるたをそれぞれ考えました。



「いきものは みんなともだち たいせつに」
「あかしょうびんが もりであかちゃんを うんでいる」
「かいそうが どんどんなくなる なんでだろ」
「キョロロはね 人と自然を むすぶ場所」
など、普段の暮らしをテーマとしたり、身近な環境で感じたことや、自然環境そのものをテーマとしたりと、個性豊かなかるたが次々と完成!最後に皆の前で披露しました。

世界の子どもたちが描いた絵の数々や、参加者の皆さんが作ったかるたからは、民族や宗教、歴史や文化が違っても、環境問題は現代の人類共通の問題であることを改めて教えられます。参加者の皆さんにはこの「世界の子どもたちかるた」がプレゼントされました。この絵を描いたのはどこの国の何歳の子どもなのか?どんなメッセージが込められているのかなど、かるた遊びや鑑賞を通じて考えていただきたいとのメッセージが伝えられました。

【新種創造!】説明書ムシの「プラモ虫」を作ろう!

金曜日, 8月 16th, 2024

8月11日(日)に大地の芸術祭参加アーティスト橋本典久氏を講師に「新種創造!プラモ虫を作ろう」を開催しました。
橋本さんはキョロロにある「超高解像度人間大昆虫写真 life-size」や「ZooMuSee」の作家さんです。
イベントではプラモデルのパーツ使って、説明書無視のオリジナル昆虫づくりを行いました!
満員御礼。たくさんの皆さんにご参加いただきました!
後援:北野生涯教育振興会

最初に材料となるプラモデルのパーツを2種類選びます。
大人にはとても懐かしいプラモデルたちも(笑)

パーツを外し、形をみながらグルーガンでくっつけていきます。
「この形、角に使えるかな」「翅に使えそう」形をくっつけながら、オリジナル昆虫の名前や生態も考えていきます。
触角をつけたり、翅をつけたり、どんどん新種のプラモ虫のカタチが出来上がっていきます。



作成したオリジナル昆虫には種名を付け、野外の自然の中で「生態写真」を撮影しました。
「ハイパーキングカブトムシ」「クサカナブン」「ヤリドン」「マボロシカマキリ」など、それぞれ形の特徴を表した個性的な昆虫たち。
葉の上、草むらの中、枝にしがみつく、など実際の自然の中でどんな暮らし方をしているのかを想像しながら撮影しました。



最後に、作った昆虫を発表し合いました。
「ミサイルを飛ばして敵を倒す」
「眼が4つあり180°見ることができる」
「毒があるが冷たい水につけると解毒される」
「寿命は3年で稀に6年生きる」
など、それぞれとても興味深い生態を持っています!

最後にみんなで作った作品を見学しました。個性豊かなカタチ・種名・生態の数々!


子どもたちの豊かな創造力でたくさんの新種昆虫たちが誕生しました。
プラモパーツを使った「造作」と、オリジナル生態・種名を考える「物語の創造」を楽しく体験することができました!